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» 2007年10月25日 07時00分 公開

「顧客の声を生かした」データベース・Oracle Database 11g ローンチイベント開催

日本オラクルは10月23日、「Oracle Database 11g」の出荷に合わせ、「Oracle Summit 2007 - Oracle Database 11g Launch」を開催した。

[横田貴司,ITmedia]

 日本オラクルは、都内ホテルにて「Oracle Summit 2007 - Oracle Database 11g Launch」を開催した。このイベントは、10月23日の同社のデータベース製品「Oracle Database 11g」の出荷に合わせて行われたもの。

 冒頭の挨拶に登壇したのは、日本オラクル代表取締役社長最高経営責任者の新宅正明氏。同氏はオラクル30年の歴史を振り返りながら、来場者への感謝の言葉とともにOracle Database 11gにかける思いを語った。

日本オラクル代表取締役社長最高経営責任者の新宅正明氏

 続く基調講演では、米Oracle Corporationのサーバー技術担当シニア・バイスプレジデントのアンドリュー・メンデルソン氏が、多様化する顧客のニーズに応えるための取り組みを解説した。

米Oracle Corporationサーバー技術担当シニア・バイスプレジデントのアンドリュー・メンデルソン氏

 今回のOracle Database 11gでは、特に要望の多かった24時間・365日のリアルタイムアクセスをカバーする高可用性の実現と運用コストの削減、コンプライアンスへの対応を課題とし、これを実現しているという。メンデルソン氏は、今後も顧客の要望にチャレンジしていくことを繰り返し強調した。

 ゲスト講演として登壇したトヨタ自動車ITマネジメント部システムデザイン室室長の加藤雅章氏は、同社のシステム環境整備の際にオラクルに出した改善要望を紹介。同社からの「基本SQLの性能改善」「アプリケーション開発効率向上のための機能改善」「アプリケーションサーバとの親和性向上」の3つの要望は、Oracle Database 11gにも生かされているという。

トヨタ自動車ITマネジメント部システムデザイン室室長の加藤雅章氏

 また、製品の新機能について日本オラクル常務執行役員システム製品統括本部長の三澤智光氏が解説。日本の企業が抱える「システムの信頼性向上」「データ量の増加」「人材不足」の3つの課題を解決する手段としてのOracle Database 11gという観点から機能を紹介した。

 三澤氏は「システムの信頼性向上」が求められる要因を、コストや準備期間が不十分なことによる運用テスト不足にあると指摘。Oracle Database 11gでは、これを解決する機能として、テスト準備の自動化と期間の短縮を行う「Real Application Testing」を、バックアップサイトをテスト環境として活用する機能として「Oracle Data Guard-Snapshot Standby」を提供する。

日本オラクル常務執行役員システム製品統括本部長の三澤智光氏

 コンプライアンスへの対策には、過去のデータを参照する「Total Recall」も搭載している。「データ量の増加」への施策としては「自動パーティション」機能を搭載。データが入力されたら自動的にパーティションを作成することで、情報のライフサイクル管理を容易にするという。同様に新しい圧縮機能「Oracle Advanced Compression」では、ストレージの効率的な利用を支援。「人材不足」については、チューニングや障害対応の自動化で対応していく。

デモンストレーションを行う、日本オラクル製品戦略担当シニアディレクターの西脇資哲氏

 また、講演の中では実際にOracle Database 11gを使い、クレジットカード使用履歴のマスターデータの更新を想定したデモンストレーションが行われ、スピーディーにデータの更新が行われる様子が示された。

 午後のセッションでは、バックアップサイトのリソース活用、Oracle Advanced Compressionの圧縮効果の検証、Real Application Testingの実用性の検証など、事例を交えながらOracle Database 11gのパフォーマンスが紹介され、充実したセミナーが多数展開された。

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