特集
» 2008年12月13日 07時30分 UPDATE

経営のヒントになる1冊:経営者とIT部門の対話を活性化させる――「強いIT戦略」

ITはしょせん道具でしかなく、それだけでは何らビジネス効果を生み出さない。ITに経営の意思を注ぎ込むことで、初めてビジネスを動かす“武器”になる。

[ITmedia]

 ITの経営への貢献が叫ばれて久しい。ITは技術的には確実に高度化し、企業がとる施策に合わせてさまざまな選択肢が提供されてきており、十分であるかは別にして、経営におけるその位置付けは時代とともに無視できないものになっていることは確かである。

『強いIT戦略 攻めの経営に向けたIT活用の新機軸』 著者:アクセンチュア テクノロジーコンサルティング、定価:2310円(税込)、体裁:A5判 192ページ、発行:2008年12月、東洋経済新報社 『強いIT戦略 攻めの経営に向けたIT活用の新機軸』 著者:アクセンチュア テクノロジーコンサルティング、定価:2310円(税込)、体裁:A5判 192ページ、発行:2008年12月、東洋経済新報社

 一方、昨今の世界的な景気後退局面の中において、企業の業績予想がトーンダウンすると、途端にITはコスト削減の大きな対象の一つになり、いまひとつ経営層の信頼を勝ち取りきれていないように見える。「IT投資はその効果に見合っていないのではないか」、「なぜこんなに金と時間がかかるのか」など、さまざまな疑念がCIO(最高情報責任者)をはじめIT部門に投げ掛けられている。

 こうした声が上がるのは各企業のIT投資における歴史的な背景や現状によることも大きいだろうが、その中でも大きな原因の一つは、経営トップとIT部門との「対話不足」である。それを裏付けるデータは多い。アクセンチュアの調査によると、例えば「IT投資と経営目標の整合性が取れている」と答えた企業は38%に過ぎず、「経営トップとCIOのコミュニケーションは月に1回以下」と答えた企業は77%にも上る。

 ITはしょせん道具でしかなく、そこに経営の意思を注ぐことで初めて経営をドライブする「武器」になり得る。「経営」に将来への青写真が必要であるように「IT投資」にも青写真が必要であり、これを両者が共有化することから始めなければならない。その意味で、この「対話不足」は非常に深刻な経営上の問題であると同時に、この問題を克服し、経営トップとIT部門の対話を充実させることで、競争戦略上の強力な武器となるITを構築することができるはずだ。

 本書ではITをとらえる視点を「5つのI」(Innovation、Information、Integration、Infrastructure、Industrialization)というフレームワークで整理し、経営トップとIT部門の対話のベースを提供する。「5 つのI」フレームワークを活用し、経営の意思が注がれた真に強いITを構築することが、経営トップ、IT部門の双方に求められている。


Copyright© 2017 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

「ITmedia エグゼクティブ」新規入会キャンペーン実施中!!  旅行券(5万円)をプレゼント!

「ITmedia エグゼクティブ」は上場企業および上場相当企業の課長職以上の方が約5500人参加している無料の会員制サービスです。
 会員の皆さまにご参加いただけるセミナーや勉強会などを通じた会員間の交流から「企業のあるべき姿」「企業の変革をつかさどるリーダーとしての役割」などを多角的に探っていきます。
 新規でご入会いただいた方の中から抽選でお1人さまに、JTB旅行券(5万円)をプレゼントします。初秋の旅で、日頃の疲れをいやしていただければと選びました。どうぞご応募ください。

ピックアップコンテンツ

- PR -
世界基準と日本品質を極める Clients First with Innovation & Japan Quality

アドバイザリーボード

早稲田大学商学学術院教授

根来龍之

早稲田大学大学院国際情報通信研究科教授

小尾敏夫

株式会社CEAFOM 代表取締役社長

郡山史郎

株式会社プロシード 代表取締役

西野弘

明治学院大学 経済学部准教授

森田正隆