新型インフルエンザ、消費者行動に影響機内検疫に驚く外国人

旅行口コミサイトを運営するフォートラベルは、2009年ゴールデンウィーク(GW)の旅行について聞いた動向調査の速報を発表した。新型インフルエンザなどの理由で海外旅行を取りやめた人が多かった。

» 2009年05月18日 12時08分 公開
[ITmedia]

 新型インフルエンザの感染者が5月18日にかけて日本でも90人台に達したと報じられられた。IT関連各社も出張を自粛するなどの対策を講じている。企業はもちろん、消費者の行動にも影響を及ぼしている。ネット上で旅行口コミサイトを運営するフォートラベルは同日、2009年ゴールデンウィーク(GW)の旅行について聞いた動向調査の速報を発表。新型インフルエンザなどの理由で海外旅行を取りやめた人が15.8%に上ったとしている。日本に来る外国人にも、成田の機内免疫後にマスクを装着する姿が目立っている。

米国からの成田到着便で実施されている検疫の様子(撮影は5月15日)。米国内でマスクをする人の姿はほとんどみられないが、日本到着後、成田の機内検疫後に配られたマスクをほとんどの外国人が装着して入国手続きに進んだ

 調査によると、GWは「自宅中心で過ごした」が最も多く41.1%、続いて「国内旅行(16.8%)」「日帰り旅行(11.9%)」だった。海外旅行を計画していたが取りやめたという人は、海外旅行計画者の15.8%で、理由として「新型インフルエンザ」を挙げた人は約3割に上った。

 海外旅行に行った人の旅行日数の平均は6.6日。行き先が判明した283人のうち、約6割が中国、タイなどのアジア、約2割が欧州に出かけた。新型インフルエンザの感染者が多い北米は1割以下だった。

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