ニュース
» 2010年05月13日 15時30分 UPDATE

ベストチームとは何か:今、あらためてチームワークを問う (2/2)

[島村剛, 森川有理(CRRジャパン),ITmedia]
前のページへ 1|2       

 TDAモデルではプロダクティビティとポジティビティの要素を、それぞれ以下の7つとしている。

 「プロダクティビティ」

  • 一致協力
  • ゴールと戦略
  • 職責の遂行
  • 能動的
  • 意思決定
  • 人的資源
  • チームリーダーシップ

 「ポジティビティ」

  • 信頼
  • 尊敬
  • 仲間意識
  • 明確で効果的なコミュニケーション
  • 建設的なやり取り
  • 多様性の尊重
  • 楽観性

 これらの要素を確認することでベストチームの姿をより現実的なものとして感じられるはずだ。ここまでベストチームについて、TDAモデルを使用しての考察を試みた。

 さて、それではどうやって皆さんのチームをベストチームに近づけていくことができるのだろうか。

 ここから読者の皆さんにご紹介したいアプローチが、ORSC(Organization&Relationship Systems Coaching)という新しいコーチングのスタイルだ。複数人からなるチームそのものを生き物=システムととらえてコーチングの対象とする。そこが従来のコーチングとまったく異なるため、わたしたちはこれを「システム・コーチング」と称している。

 次回は、システム・コーチングについてより詳しく紹介したい。ご期待ください。

(注1)チーム・ダイアグノスティック・アセスメントは、米カリフォルニア州に本拠を置く、Team Coaching Internationalが開発したアセスメントツール。チーム状態を診断するのためのものだ。日本ではウエイクアップ(CTIジャパン内)が提供している。

経営者向け情報を集めた「ITmedia エグゼクティブ」の記事一覧をチェック

著者プロフィール:島村 剛(しまむら たけし)

筑波大学第一学群社会学類卒業。住友銀行より日本総合研究所に転じ、同社研究企画部長を経て2004年CTIジャパン代表に就任。その後2008年に(株)ウエイクアップ、2009年にCRRジャパンを設立。個人と組織の本領発揮を促し、「世のため人のために活躍する人材」の志と絆を育むべく活動中。共著書に「コーチングのプロが教えるリーダーの対話力 ベストアンサー」がある。CTI認定資格CPCC(Certified Professional Co-Active Coach)CRR認定資格ORSCC(Organization & Relationship Systems Certified Coach)


著者プロフィール:森川 有理(もりかわ ゆり) 

森川 有理

国際基督教大学教養学部卒業後、カリフォルニア大学サンタバーバラ校にてアジア太平洋研究修士課程修了。三和総合研究所(現 東京三菱UFJリサーチ&コンサルティング)国際本部研究員、リクルート、HCソリューション部、シニアコンサルタントを経て独立。現在、グローバルセンセーション代表 組織におけるチームビルディングや風土改革、夫婦や家族の関係性の強化、また個人の夢の実現など、コーチングを通じて、社会の中における個人が互いに認め合い、成長し合う関係性を支援している。CTIジャパンのリーダーとして、コーアクティブ・コーチングを伝えるとともに、システム・コーチ養成機関であるCRRのグローバル・ファカルティでもある。「コーチング・バイブル」(東洋経済)共訳。


前のページへ 1|2       

Copyright© 2012 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

Special

- PR -

Special

- PR -

ITmedia エグゼクティブのご案内

「ITmedia エグゼクティブは、企業の明日を変えるエグゼクティブのための無料の会員制サービスです。
ぜひこの機会にお申し込みください。
下記入会条件を満たされている方には、ITmedia エグゼクティブ事務局が審査の上、入会のために必要な招待状をメールでお送りいたします。

お名前
メールアドレス
貴社名
※正式名称で記入してください
ご所属名
お役職名
貴社の従業員数

Special

- PR -

お勧めコミュニティー

【CIOの条件】国際CIO学会の役員たち

3月14日に国際CIO学会の新会長に就任した。すでに再任理事、監事に新任を加えて30人ぐらいの役員であるが、その中にCIO関連などICT団体を代表する方々が入っており、友人の教授からすごい組織になりましたね、と新会長就任のお祝いとと共に、組織の拡充を言われた。

【松浦尚子のワイン&コミュニケーション】かぐわしい白い花とアンズの香りが飲む人を驚かせる白ワイン「コンドリュー」

昨晩、私が長年親しくさせてもらい、大変尊敬している外務省のSさんからお誘いをいただき、西麻布にあるフレンチレストランでITや教育、文芸などそれぞれの分野でご活躍の方々と楽しいひと時を過ごさせてもらいました。

【夏目房之介の「ほぼ与太話」】『マンガはなぜ面白いのか』中国版発行

2年ほど前から、いろんな人のご協力をえて、中国の新星出版から『マンガはなぜ面白いのか』(NHK出版)が翻訳出版されました。

節電お役立ち情報(スマートジャパン)

news093.jpg

三菱電機が建設した「大船スマートハウス」は、電気自動車の蓄電池と太陽光発電システム...

news009.jpg

後編では、具体的に見える化システムを活用した例を紹介する。見える化システムで課題を...

news134.jpg

東京都は昨年夏に企業や家庭で実施された節電の実例をもとに、基本方針とすべき「3原則」...

アドバイザリーボード

早稲田大学商学学術院教授

根来龍之

早稲田大学大学院国際情報通信研究科教授

小尾敏夫

株式会社CEAFOM 代表取締役社長

郡山史郎

株式会社プロシード 代表取締役

西野弘

明治学院大学 経済学部准教授

森田正隆