経営者のための「超」iPhone入門経営者がゼロから分かるコンピュータ(1/3 ページ)

今回は旋風を巻き起こしているiPhoneについて、その理由をビジネスでの利用可能性について「“超”iPhone入門」として勉強します。

» 2010年08月24日 12時43分 公開
[松永 エリック・匡史,ITmedia]

iPhoneは話題だけど……

 AppleのiPhone4が6月に発売になり、銀座のApple Store前には500人を超える行列ができました。テレビでこの光景を目にされた方も多いと思います。世界中にiPhone旋風が巻き起こっているのはなんとなくお分かりかと思いますが、そもそもiPhoneって何モノなのかお分かりですか? もし自分の会社には無関係の話だと思っていたら、重症ですよ!今回はiPhoneに乗り切れない経営者の皆さまのために、「“超”iPhone入門」ということで、今さら聞けないiPhoneについて勉強していきましょう。

スマートフォン?賢い電話?

 iPhoneを一言で言えば電話ということになりますが、皆さんがお持ちの一般的な携帯電話(フィーチャーフォンと呼ばれています)と何が違うかと言えば、出身が違います。ゴルフの世界で例えれば、ジャンボ尾崎こと尾崎将司選手も、石川遼選手もプロゴルファーですが、幼少時代からゴルフで育った石川選手と違い、尾崎選手はプロ野球出身です。

 フィーチャーフォンと呼ばれるいわゆる一般的な携帯電話は、電話の機能を基本としながら、インターネット接続機能などコンピュータのさまざまな機能を装備し、今の形になりました。iPhoneは、Appleのコンピュータ(マッキントッシュ)が基本になり、コンピュータの機能に電話機能が追加されて誕生しました。結果として現時点では機能的に一般的な携帯電話とiPhoneは大変似ているものです。

電話+コンピュータ=フィーチャーフォン、コンピュータ+電話=iPhone

 スマートフォンをインターネット(wikipedia)で調べてみます。

 「スマートフォン (Smartphone) は、携帯電話・PHSと携帯情報端末 (PDA) を融合させた携帯端末。通常の音声通話や携帯電話・PHS単独で使用可能な通信機能だけでなく、本格的なネットワーク機能、PDAが得意とするスケジュール・個人情報の管理など、多種多様な機能を持つ」

若手社員にiPhoneって何だ? スマートフォンとは何だ? と質問すると上のような答えが返ってくると思いますが、正確ではありません。実際にはフィーチャーフォンにもインターネット機能はありますし、スケジュールや個人情報管理の機能も使いきれないくらい整備されています。では、iPhoneをどう理解すればいいか、この記事を読まれた皆さまはスマートに簡単に答えてしまいましょう。

「iPhoneはコンピュータで電話機能がついているもの」

       1|2|3 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ITmedia エグゼクティブのご案内

「ITmedia エグゼクティブは、上場企業および上場相当企業の課長職以上を対象とした無料の会員制サービスを中心に、経営者やリーダー層向けにさまざまな情報を発信しています。
入会いただくとメールマガジンの購読、経営に役立つ旬なテーマで開催しているセミナー、勉強会にも参加いただけます。
ぜひこの機会にお申し込みください。
入会希望の方は必要事項を記入の上申請ください。審査の上登録させていただきます。
【入会条件】上場企業および上場相当企業の課長職以上

アドバイザリーボード

根来龍之

早稲田大学商学学術院教授

根来龍之

小尾敏夫

早稲田大学大学院国際情報通信研究科教授

小尾敏夫

郡山史郎

株式会社CEAFOM 代表取締役社長

郡山史郎

西野弘

株式会社プロシード 代表取締役

西野弘

森田正隆

明治学院大学 経済学部准教授

森田正隆