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» 2010年10月07日 12時07分 UPDATE

ビジネス書著者が語る、リーダーの仕事術:ITで生産性を高める組織の作り方 (1/3)

ITが仕事の生産性を高める手段であることは間違いないが、IT化すれば生産性が高まるとは限らない。その見極めこそが、リーダーにとって大切な能力である。

[中山真敬,ITmedia]

 この記事は「経営者JP」の企画協力を受けております。


ビジネス書の著者たちによる連載コーナー「ビジネス著者が語る、リーダーの仕事術」のバックナンバーへ。


 パソコンやスマートフォンなどのデジタルツールは、組織を束ねるリーダーにとってじつに厄介な存在といえます。うまく使えば、仕事の生産性を高められるのはもちろんなのですが、使いようによっては、仕事をしている「ふりをする」最高の演出道具となるからです。

 組織の生産性を高めるのは、リーダーの大切なミッションです。部下が、パソコンに向かって何やら一生懸命にやっている姿を見るだけで、安心しきっている人をよく見かけますが、パソコンなどのためにかえって生産性が落ちている可能性も少なくないのです。数年後には組織が危機的状況を迎えているかもしれません。

 そこで、ITで仕事の生産性を高める組織を作るノウハウのエッセンスを、紹介します。

グーグルの使い方で生産性に差がつく

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 身近で簡単、誰でも知っているのに、仕事の生産性に大きな差がつくカギが、グーグルの使い方です。この1、2年のグーグルが進化する速さには目を見張るものがあり、最近では毎日のように新機能の追加やインターフェイスの変更が行われています。グーグル関連の本は多数出ていますが、かなりの確率でその使い方が、「もはや時代遅れ」となっているのです。 

 例えば、5年前は、「調べ物をしたければ、グーグルにアクセスして検索」が常識。それが、グーグルツールバーの登場によって、「いちいちグーグルを開く必要はない。ツールバーの検索ボックスにキーワードを入力」が常識に変わりました。しかし、再び、「グーグルにアクセスしろ」が常識に戻っています。「グーグル=検索」が過去の話となり、「グーグル=クラウド」の時代となったからです。

 それにもかかわらず、8割の人にとっては、いまだに「グーグル=検索」。グーグルを検索にしか使っていない人と、グーグルをあらゆることに活用している人との間で、仕事の生産性に大差が生まれるのは当然といえます。そこで、これからのグーグルとの付き合い方を多くの人に知ってほしいとの思いで執筆したのが、『たった3秒のグーグル術』(知的生きかた文庫)でした。

 グーグルカレンダー、グーグルドキュメント、ウェブアルバムなど、検索以外のグーグルのサービスは、共有機能が魅力です。つまり、組織でこそ威力を発揮するものが少なくありません。

 ブラウザのツールバーに、標準で検索ボックスがつくようになったために、検索以外のグーグル活用は、仕事ができる人の間でもあまり普及しているとはいえない状況です。会議室予約をグーグルカレンダーで行うなど、使えそうな機能はぜひ積極的に取り入れていきたいものです。

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