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» 2011年01月20日 08時00分 UPDATE

ビジネス著者が語る、リーダーの仕事術:「陽転思考」のすすめ (1/2)

生きていて落ち込むことがあるのは当たり前。その経験をプラスにもマイナスにも、どのように生かすかは自分次第。

[和田裕美,ITmedia]

 この記事は「経営者JP」の企画協力を受けております。


 わたしは、ペリエという小さな会社を運営しています。「営業、コミュニケーション、自己啓発」の3本柱を中心に、セミナーやCD・DVDなどを企画、販売をしています。今年で8年目です。

wadashoseki.jpg 『陽転コミュニケーション』

 前職の会社が日本撤退となり、リストラに遭い、自分が積んできたキャリアや収入などすべてを失い、とにかく必死でもがいていたらあっという間に時間がたっていました。わたし自身も講演や執筆に追われていたので、会社に対しても、わたし自身に対してもあまり遠い先のことが見えないまま、目の前のことに一生懸命取り組むだけで精一杯でした。

 しかし、最近はようやく「これだけはしたい」という明確な願望を持つようになりました。それは何かと勇気を持って言うと「日本一のコミュニケーション教育の会社」になることです。

 こんな小さな会社のくせに何を言うか? と思われるかもしれません。実はわたしのところにたくさん届く手紙を読んでいて、わたしが伝えている「陽転思考」という考え方や、コミュニケーションスキルをもっとたくさんの人に広げていきたい! という思いがなんだか急にムクムクと盛り上がってきたからなのです。

 こんな手紙がありました。

 「わたしは1年前まで会社員でした。コンピューターのシステムエンジニアで自分なりに努力をしていたつもりでしたが、同期や後輩に先を越され“自分って何?”と思い、時間が過ぎ去るにつれて気力や活力をなくし、うつになっていました。そして、会社を辞めました。しばらくは何も手につかず、うつ症状もありました。ふいにクルマを走らせ、気づけば富士山のふもと、青木が原樹海にいました。

 自暴自棄になりかけながら、たまたま手にしていたiPodをいじっていると、興味本位で登録したポッドキャスト(ワダカフェ)がたまたま耳に入ってきました。そうです、これが初めての和田さんとの出会いです。最初は普通のお姉さんが理想論を話しているなと思い、聴いていましたが、少しずつ陽転思考が体に入ってきました。すると、過去にわたしが大手術をして生き残った記憶、つまり、過去の自分と今の自分がリンクし始めたのです。

 わたしは手術をしなければ中学生で死んでいた。しかし、病気に勝った!手術に勝った!そして、曲がりなりにも40年余り生きた。これは、大切な事じゃないかと。そう思ってクルマを走らせ、箱根を越え、家路に着きました。たまには陽転できないこともありますが、あのとき自分を見失う事から脱出できたのは和田さんのおかげです」

 (わたしは「WADA CAFE」というラジオ番組を3年間担当しています。この内容は\iTunesのポッドキャスティングでも無料で70万人に配信しています)

 目の前の事実は1つだけれど考え方は2つ。ネガティブなことも受け入れて、そのネガティブなことから1個でもいいので「よかった」を探す。人は幸せになるために生まれてきたので必ず「よかった」は見つかります。

 わたしはそんな考え方「陽転思考」を今までずっと伝え続けてきたのです。さて、陽転思考と言うと「ポジティブシンキング」みたいなもの、と勘違いされる方がいるようですが実は少し違います。ポジティブシンキングは「マイナスイメージを持ってはいけない怖い現実を引き寄せてしまう」というものです。けれどわたしはもともと不安になりやすいタイプなので「不安になってはいけない」と言われると余計に不安になりやすいのです。

 「絶対に赤と白の牛を想像しないでください」と言われると余計に想像してしまうのと同じです。だから、ポジティブシンキングが苦手なわたしは、あるときから無理をするのはやめました。泣いてもいい、心配してもいい、愚痴ってもいい。そのネガティブな感情をいったん受け入れて、そこから「明るい光」を自分で探して切り替えるという思考パターンを考えて、生きていくことにしたのです。

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