「復興 スマートジャパン」特設サイトをオープンしました：ネットとテクノロジーで日本に再び活力を

アイティメディアは、東北地方太平洋沖地震の悲しみを乗り越え、これから地域社会を立て直す生活者や、事業継続・復旧対応を進める企業のため、そして絆の深い社会を作り、再び日本に活力を取り戻すため、その一助になればと願い、日本再生に向けたキャンペーンを展開します。

[ITmedia]

「復興 スマートジャパン」特設サイトのオープンにあたって

「復興 スマートジャパン」編集総責任者 浅井英二

　先の東北地方太平洋沖地震は被災者・被災地に深い悲しみと甚大な被害をもたらしただけでなく、交通網の寸断、原子力発電所の事故、電力不足、操業停止、首都機能麻痺など日本の市民生活や産業界全体にも計り知れない影響を及ぼしています。かつて経験したことのないこの危機に直面し、われわれは自然災害に極めて無力だということを痛感しました。

　しかしその一方で、絶望の淵にあっても、人が人を支えることの尊さや、悲しみを乗り越えて地域社会の復興を目指す勇気と力強さも被災地から学びました。

　アイティメディアでは、インターネットを基盤とするメディア企業として今われわれがすべきことは何かを考え、取り組むことにしました。

　一人でも多くの尊い生命を救いたいと願い、日本ではレスキューロボットの研究開発が盛んに進められています。また、原子力の平和利用はわが国の悲願でもあり、家電から自動車に至る省エネルギー技術は世界を牽引しています。労働人口の減少は働き方の多様性を促し、高齢化は医療のあり方も変えようとしています。テクノロジーの果たすべき役割は大きいのです。

　そして、地縁血縁社会が薄れ、家族との絆さえ失われつつある「無縁社会」は、災害や危機に対する脆さをさらけだしました。再び絆を取り戻すため、ネットのさまざまな技術やサービスも大いに役立つはずです。

　われわれは、これから地域社会を立て直す生活者、事業継続・復旧対応を進める企業のため、そして絆の深い社会をつくり再び日本に活力を取り戻すため、その一助になればと願い、日本再生に向けたキャンペーンを展開していきます。