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» 2012年01月18日 08時00分 UPDATE

海外ベストセラーに学ぶ、もう1つのビジネス視点:企業家のための心をコントロールする方法 (1/3)

企業家にとってすべての責任を持って業務を遂行する時、精神的な負担は非常に大きなものだ。逃れられない不安をどのようにクリアしていくのか。

[エグゼクティブブックサマリー]
エグゼクティブブックサマリー

 この記事は、洋書配信サービス「エグゼクティブブックサマリー」から記事提供を受け、抜粋を掲載したものです。サービスを運営するストラテジィエレメントのコンサルタント、鬼塚俊宏氏が中心となり、独自の視点で解説します。

3分で分かる「企業家のための心をコントロールする方法」の要点

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  • 企業家人生には数多くの浮き沈みがある
  • この絶え間ない浮き沈みにより、企業家は精神をすり減らしてしまう
  • ビジネスには良い時もあれば悪い時もあるので、企業家の多くは心配し怯えている
  • 企業家は起きている時間をすべてビジネスに費やしている。そのため、精神的にも肉体的にも疲弊してしまう
  • 懸念や疑念など精神的な「ゴミ」によって心は散らかってしまう
  • めい想を行ってこの精神的ゴミを片付け、心をクリアにすること
  • ほとんどの企業家は問題なく話をすることができる。問題は相手の話を聞くことである
  • 直感が企業家を導く
  • 身体的健康を維持するために努力すること。そうすることでプレッシャーの大きい生活に耐えることができる
  • 失敗は、人生そして自分自身について学ぶ特有のチャンスを与えてくれる

この要約書から学べること

  • 企業家を襲う共通した感情的ストレスと心理的プレッシャー
  • それらを克服する方法

本書の推薦コメント

 企業家とは、明確なビジョンを持った、革新的で管理能力に長けた人物です。そして、働き者で、成功するために身を捧げる人物です。このような仕事に専念し、大胆なリスクを冒す行為は緊張とストレスを生みます。ビジネスコーチであるナンシー・ラファエルは、企業家が日常的に味わっている感情的および心理的混乱に対処する方法に関する専門的なアドバイスを提供しています。

 新しい世代の陳腐な表現に頼っている部分はありますが、彼女のアドバイスは有益なものです。企業家がストレスに立ち向かい、仕事と私生活の両方を改善するための前向きな考え方をする上で役に立つアドバイスを提供する、見識に満ちた本書をお薦めします。

 人生には人それぞれの道があります。ただし、社会の中で、その一員として生きていく上でしなければならないことが、社会貢献です。 生きるためにそして社会のために働く事がそれに相当するわけですが、その働き方には2つしかありません……企業という組織体の中で一つの歯車として働くか、または自ら事業を起こしていくか? そのどちらかになります。

 現代社会のように長引く不況により経済が不安定な今、組織で働く事で将来において安定した収入が約束される状態で無くなっている以上、企業家の道に進み、自分の実力だけで社会で生きていこうと考える方もかなり増えています。

 確かに自分の能力だけで収入が決まるわけですから、悠々自適な生活をしている人もいます。とは言え、すべての責任を抱えていくこともまた企業家なのです。何もしなければそれが収入につながることはありません。それゆえに、企業家は、常に仕事のために休みなく活動していくことが余儀なくされます。もし、あなたが企業家の道に進むことを考えるのであれば、組織の一員として働いていた時と全く異なる環境が待ち構えています。

 本書「企業家のための、心をコントロールする方法」では、企業家の現状から心得について記載しています。特に、すべての責任を持って業務に当たる以上、そこにくる精神的な負担は非常に大きなものです。そうした事をどのようにクリアをしていくことが望まれるのかについて細かく記されています。 今、企業家として第一線で活躍している人だけでなく、これから独立開業しようとお考えの方は、是非この本をお読んで、役立てていただくことをお勧めします。

気持ちの激しい浮き沈み

 企業家の人生は激しく変化します。ある時は、頂点に立ち続けるために極めて活発に活動しなければならず、またある時は、何も起きていない間は静かにじっとしています。このようなめちゃくちゃで極端な行動の変化は、企業家にとって珍しいことではありません。しかし、このような不安定な状態は、大きな感情的および精神的代償を伴います。企業家は次のような問題に苦しめられる可能性があります。

企業家が苦しめられる問題点とは?

 ・不安に立ち向かう

 企業家は平均的な労働者よりも不安な気持ちに立ち向かわなければならない

 ・常に斬新なアイディアを持つ

 企業家は皆お金が欲しいと思っている。そのため、新しいものを作る為に休む間もなく情報とアイディアを革新し続けている

 ・孤独と向き合う

 企業家は多くの場合1人で仕事をする。それが大きな負担となる

 ・仕事量を管理する

 企業家にとっては企業が厳しい監督者であり、厳しさが和らぐことも休みを与えてくれることもない

 ・「成功の意味」を決める

 企業家はもうこれで十分だと思うことはない。よって、本当の成功を手にしても、それに気付かないことがある

 ・どん底から立ち直る

 企業家はあらゆる手を使い態勢を立て直すことに注力する。たとえギャンブルにおいても手元にあるチップを全て賭けることを恐れない。

 ・自分を発見する

 突き詰めて言えば、自分のビジネスは、能力や才能を含めた自分自身である

 不安や疑念、ストレスのある人間関係や、しなくてもいい心配などの「ゴミ」で気が付かないうちに頭の中を散らかしていると、頭が問題を生み出してしまうことがあります。仕事上あるいは私生活での問題に直面したら、頭をクリアにする方法や、自分の心の声をよく聞く方法を考えてください。

 人間は5000年前から心をクリアにしリフレッシュするためにめい想を行ってきました。静かな場所に座り、目を閉じてください。深呼吸し、何も考えないようにしてください。無意味な思考は無視してください。最初のうちはこの作業を数分間行ってください。慣れたら15分間のセッションを毎日2回行いましょう。

 他にも、例えば問題に対する解決策など、未来の問題ばかり気にすることを止めることも、心をクリアにするためには有益です。古くからある考えや使い古された思考から自分を解放しましょう。リラックスし、今を見つめてください。自分自身に対する責任は自分で負いましょう。「するべきだった」、「できたはずだった」、「だっただろう」といった思考は排除してください。今自分にできることを考えましょう。過去ではなく現在に意識を集中させることが重要です。

 自分のペースで悠々自適に仕事をしたいと考えて企業家の道に進もうとする人も多いと思いますが、それほど甘いものではありません。仕事が受注できねば収入はなく、逆に仕事がたくさん取れ過ぎれば納期等の事で、常に不安にさらされているのです。しかもそれはすべて自分自身で解決しなければならないからです。それだけ精神的に辛い思いをするのが企業家です。そうした現状の中でいかに自分をコントロールするかが重要です。

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