2%のエース思考 “The approaches of the top 2%”――あなたはいつまで「同期」の中に埋もれているのか?ビジネス著者が語る、リーダーの仕事術(2/3 ページ)

» 2015年07月30日 08時00分 公開
[小杉俊哉ITmedia]
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

人生、キャリアの基準

 結論を最初に言ってしまおう。

 エースとは、「自律」した人間だということだ。

 あなたは会社に従属しているのではない。しかし自律的に仕事をしている人はたったの2%ほどしかいない。会社には、2種類の人しかいない。自律したごく一握りの人と、大多数のそうでない人だ。

 それは会社だけではない。世の中全体を見渡してもそうなのだ。何度転職しようが、独立しようが自律していない人は大勢いる。

 彼らは、「他律」なのだ。自分が今こうなのは、上司のせい、会社のせい、親のせい、配偶者のせい、と考えている、すなわち、他責なのだ。自律した人間は、全てのことは自分が選択した結果なのだという、「自責」で日々を送っている。

 もちろん最初からそうだったわけではない。人生のさまざまな経験によって、そこから学び変わっていったのだ。さまざまな経験と言っても、年齢は関係ない。20歳で自律している人も入れば、60歳になってようやく自律意識に目覚める人もいる。そして、一生目覚めないで終わる人が大多数なのだ。

 元GEのCEOジャック・ウエルチの有名な言葉がある。

 "Control your destiny, or someone else will."

 そう、あなたの運命は自分でコントロールしようとしないかぎり、誰か他の人にそうされてしまうのだ。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ITmedia エグゼクティブのご案内

「ITmedia エグゼクティブは、上場企業および上場相当企業の課長職以上を対象とした無料の会員制サービスを中心に、経営者やリーダー層向けにさまざまな情報を発信しています。
入会いただくとメールマガジンの購読、経営に役立つ旬なテーマで開催しているセミナー、勉強会にも参加いただけます。
ぜひこの機会にお申し込みください。
入会希望の方は必要事項を記入の上申請ください。審査の上登録させていただきます。
【入会条件】上場企業および上場相当企業の課長職以上

アドバイザリーボード

根来龍之

早稲田大学商学学術院教授

根来龍之

小尾敏夫

早稲田大学大学院国際情報通信研究科教授

小尾敏夫

郡山史郎

株式会社CEAFOM 代表取締役社長

郡山史郎

西野弘

株式会社プロシード 代表取締役

西野弘

森田正隆

明治学院大学 経済学部准教授

森田正隆