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» 2016年01月25日 10時59分 UPDATE

中国「シーコノミクス」の中身って? 日本の事例研究、経済策も「借用」か (1/5)

世界的な金融市場の動揺の震源となっている中国。2015年の成長率が25年ぶりの低水準に減速した経済を政府は今後どうかじ取りするのか。

[SankeiBiz]

「供給側」「所得倍増」「美しい国」 詳細に事例研究

 世界的な金融市場の動揺の震源となっている中国。2015年の成長率が25年ぶりの低水準に減速した経済を政府は今後どうかじ取りするのか。その方向性を占う一つのヒントが「シー(習)コノミクス」だ。安倍晋三政権の「アベノミクス」をまねたかのような「シーコノミクス」の中身とは……。

 「習近平指導部の政策立案担当は確実に日本を深く研究している」。こう話すのは、日本の大学で勤務経験のある日本語に堪能な中国人の大学教授だ。

 教授は「3つの符合」を指摘した。まず、習指導部が打ち出した16年の経済政策でキーワードとなる「供給側(サプライサイド)を重視する構造改革」だ。過剰な生産能力や過剰な在庫など、需要を無視した計画経済的な供給側の一方的な暴走を食い止める狙いがある。

 教授が注目したのは「側」という字の使い方。「中国語にもこの『側』の字はあるが、日本語にある供給側、右側、左側のような意味はなく、サプライサイドの用法なら完全に日本語からの転用」とみる。「製造業や不動産開発など供給側の構造改革の必要性を、戦後日本の市場経済のしくみの成功例から学ぼうとしている」と強調した。

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