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» 2016年01月27日 14時04分 UPDATE

業界に走る衝撃……伊藤忠が商社首位へ “岡藤流”の攻めで躍進、死角はあるか (1/5)

資源価格の一段安で総合商社の三菱商事、三井物産が苦戦する中、伊藤忠商事が2015年度の最終利益で初の首位に立つ見通しになった。三菱商事が15年間維持してきた首位の座を奪うだけに、業界に衝撃が走っている。

[SankeiBiz]

 資源価格の一段安で総合商社の三菱商事、三井物産が苦戦する中、伊藤忠商事が2015年度の最終利益で初の首位に立つ見通しになった。三菱商事が15年間維持してきた首位の座を奪うだけに、業界に衝撃が走っている。原料炭などの資源安の影響で、三菱商事などが強みとしている資源分野が振るわず、脱資源に注力した伊藤忠と明暗が分かれた。伊藤忠の岡藤正広社長は、「2期6年」の社長交代の下馬評を覆し、異例の社長続投を宣言。矢継ぎ早に攻勢を仕掛ける決意だ。

 東京・青山の伊藤忠本社ビル21階にある岡藤社長の応接室。最近、「非資源ナンバーワン商社を目指して」「2強時代」など墨文字で書かれたいくつかの標語の額縁が外された。念願が成就したものもある。

 唯一、「か・け・ふ」という標語だけが残されている。「稼ぐ」「削る」「防ぐ」の頭文字で、商売の原理・原則だ。「今こそ暫定1位に浮かれずに原点に返る」という“岡藤流哲学”を垣間見ることができる。

 岡藤氏が社長に就任した10年は、リーマン・ショックの後遺症がまだ尾を引いており、財務体質の改善を最優先する「守り」の経営だった。

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