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» 2016年11月09日 10時28分 UPDATE

化学合繊6社9月中間 全社減収も高水準利益確保 三菱ケミカルは過去最高レベルの利益

化学合繊大手6社の2016年9月中間連結決算が8日、出そろった。

[SankeiBiz]

 化学合繊大手6社の2016年9月中間連結決算が8日、出そろった。原油安で原料のナフサ(粗製ガソリン)価格が下落したのに伴い、石油化学製品の価格が落ち込んだことから、全社が減収となった。円高も収益圧迫要因となった。ただ、製品価格とナフサ価格の差(スプレッド)は拡大したため、各社とも前期に引き続いて高水準の利益を確保した。

 この日決算を発表した三菱ケミカルホールディングス(今期から国際会計基準に変更)は、最終利益が791億円で過去最高レベルとなった。「石化製品の市況が非常に良かった」(小酒井健吉専務)ためで、スマートフォン向けフィルムなどの機能商品も好調だった。同じくこの日、決算を発表した東レは、衣料用繊維や炭素繊維の販売が減少したが、コスト削減効果で営業、経常、最終の各利益は中間期として過去最高となった。同社は炭素繊維の販売減について「(納入先の)在庫調整に伴う一過性のもので、17年には(需要が)回復する」(阿部晃一副社長)としている。

 通期は、為替レートを円高方向に見直すなどした結果、10月28日に修正済みの三菱ケミカルを含め全社が売上高見通しを下方修正した。一方、石化製品の市況は「年内いっぱいは堅調に推移する」(三菱ケミカルの小酒井専務)見通し。最終利益は三菱ケミカルと旭化成、三井の3社が引き上げた。

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