ニュース
» 2017年06月21日 10時36分 UPDATE

「モバイル決済」普及伸び悩み 利用6%、安全面など懸念 日銀リポート

店頭でスマートフォンなどを読み取り機にかざして買い物をする「モバイル決済」の普及が伸び悩んでいる。

[SankeiBiz]
低コストのモバイル決済だが、普及に課題も残る(三井住友カード提供)

 店頭でスマートフォンなどを読み取り機にかざして買い物をする「モバイル決済」の普及が伸び悩んでいる。日銀が20日公表したリポートによると、モバイル決済を「利用している」と回答した人は6%にとどまった。「機能はあるが利用していない」との回答は42%に上った。

 モバイル決済を使わない理由を尋ねたところ、最も多かった回答は「セキュリティーや紛失するリスクが不安」で、半数を占めた。米国やドイツでも、不正利用や個人情報流出の可能性に対する不安の声は多いという。日銀は「生体認証などのセキュリティー手段も活用しながら、利用者の信頼を得ていく取り組みが重要だ」と指摘している。

 「クレジットカードなど、他の決済手段の方が使い勝手がよい」と「支払いは現金でしたい」との理由もそれぞれ約4割を占めた。背景として、アプリのダウンロードやカード情報の登録といった初期設定、電話の機種変更に伴う作業に手間がかかると考える人が多いことや、デジタル機器の操作を避けたがる高齢者の存在が考えられるという。

 こうした中、来年中には、銀行間の送金サービスが24時間365日提供できる見通しであるほか、銀行が外部事業者に銀行システムへの接続仕様を公開する動きが広がるなど、決済をめぐる環境は急速に変化している。日銀は「これらの動きにあわせて、モバイル決済にどのような利便性向上策が取られていくのか、注目したい」としている。

Copyright (c) 2017 SANKEI DIGITAL INC. All rights reserved.

ITmedia エグゼクティブのご案内

「ITmedia エグゼクティブは、上場企業および上場相当企業の課長職以上を対象とした無料の会員制サービスを中心に、経営者やリーダー層向けにさまざまな情報を発信しています。
入会いただくとメールマガジンの購読、経営に役立つ旬なテーマで開催しているセミナー、勉強会にも参加いただけます。
ぜひこの機会にお申し込みください。
入会希望の方は必要事項を記入の上申請ください。審査の上登録させていただきます。
【入会条件】上場企業および上場相当企業の課長職以上

ピックアップコンテンツ

- PR -
世界基準と日本品質を極める Clients First with Innovation & Japan Quality

アドバイザリーボード

早稲田大学商学学術院教授

根来龍之

早稲田大学大学院国際情報通信研究科教授

小尾敏夫

株式会社CEAFOM 代表取締役社長

郡山史郎

株式会社プロシード 代表取締役

西野弘

明治学院大学 経済学部准教授

森田正隆