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» 2017年06月22日 10時33分 UPDATE

フィンテックに安全基準 金融庁など、顧客情報管理で策定へ (1/2)

金融庁や銀行、IT業界は、先進的な金融サービス「フィンテック」で、銀行の情報を活用する企業に求める安全対策の基準を来年3月をめどに策定する。

[SankeiBiz]
フィンテックで想定される主な安全対策

 金融庁や銀行、IT業界は、先進的な金融サービス「フィンテック」で、銀行の情報を活用する企業に求める安全対策の基準を2018年3月をめどに策定する。サービスが急拡大する中、顧客情報管理などをめぐるルールの整備は遅れており、早急な対応が求められている。ネットワーク上で情報を処理する「クラウド」の利用で対策を講じることなどが柱となる見通しだ。

 フィンテックの安全対策は、2016年10月から官民の検討会で議論。年内に原案を作り、2018年3月末までに対策の基準を作る考えだ。

 基準の柱は、クラウドの安全対策のほか、データのバックアップやデータ管理責任者の設置になるとみられる。ウイルス検知システムの整備なども求められる見込みだ。

 対策基準の策定が求められる背景には、金融業界のフィンテック事業者に対する“疑念”がある。

 銀行やカード会社は顧客の口座情報や買い物履歴など膨大な情報を保有。フィンテック事業者がこうした情報を活用できれば、家計簿アプリで複数の金融機関の取引情報をまとめて表示するなど、利便性の高いサービスを提供できる。だが金融業界では、フィンテック事業者への情報提供に慎重な意見がある。事業者のシステムが脆弱(ぜいじゃく)であれば、顧客情報管理の安全性が脅かされる懸念があるためだ。

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