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» 2017年07月21日 11時09分 UPDATE

建設業界、ユニット化やロボット導入 人手不足補い生産性向上

2020年の東京五輪に向けて再開発工事が急ピッチで進む中、施工現場では人手不足問題が慢性化していることもあって、建設コストは高止まり状態が続いている。

[SankeiBiz]
長谷工コーポレーションのトイレユニットの施工現場。在来工事に比べ労務時間は3割以上短縮した

 2020年の東京五輪に向けて再開発工事が急ピッチで進む中、施工現場では人手不足問題が慢性化していることもあり、建設コストは高止まり状態が続いている。このため建設業界ではユニット化やロボット導入などを進める動きが活発化、生産性向上に本腰を入れ始めた。

 マンション施工実績でトップの長谷工コーポレーションは、キッチンや洗面所などのユニット化を図り、施工現場の生産性を高めてきた。残されたのはトイレ。質感とコストとの兼ね合いが難しかったが、傷や汚れに強い壁仕上げ材を採用した「トイレユニット」を開発し、順次導入を始めた。

 トイレはユニット化が進む他の空間に比べ作業工程が煩雑で、クロスや金物、左官など8つの工事が介在する。新工法では、トイレの骨組みと仕上げ材を工場でパネル化し、床と壁・天井パネルを現場へ搬入して組み立てる。労務時間は約32%短縮できるため、本格的に導入する考えだ。

 熊谷組は資材費削減に向け、3次元CAD(コンピューター支援設計)の有効活用に注力。鉄骨などについて、業者と設計段階から細部の作り込みを行うことで時間を短縮化、コスト抑制につなげる。

 住宅業界の間でも、現場での生産性向上に向けた取り組みが進む。積水化学工業は住宅資材工場の設備を一新。生産性向上のため国内8工場に、鉄骨フレームの溶接などを行う最新鋭のロボットを導入した。

 積水ハウスは、現場で発生する廃棄物の種類を正確に把握できるQRコードシステムを導入。資源回収の効率性を高め、トラックのドライバー不足問題に対応する。ポラスグループ(埼玉県越谷市)はプレカット工場の需要が高まっているのに対応。木を運ぶなどの一部工程にロボットを順次導入している。

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