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» 2017年08月07日 10時49分 UPDATE

ソニー、面記録密度で業界最高 磁気テープストレージ技術を共同開発 (1/2)

テープストレージメディアとして業界最高となる、面記録密度1平方インチ当たり201Gbit(ギガビット)の磁気テープストレージ技術を、IBMチューリッヒ研究所と共同開発した。

[SankeiBiz]
ソニーがIBMチューリッヒ研究所と共同開発した磁気テープストレージ技術

 ソニーは茨城県つくば市で開催された「The 28th Magnetic Recording Conference(TMRC 2017)」で、テープストレージメディアとして業界最高となる、面記録密度1平方インチ当たり201Gbit(ギガビット)の磁気テープストレージ技術を、IBMチューリッヒ研究所と共同開発したと発表した。

 面記録密度201Gbit/平方インチは、従来の磁気テープメディア(9.6Gbit/平方インチ)の約20倍に相当し、カートリッジ1巻で換算すると、従来テープが15TB(テラバイト)の記録容量に対し、約330TBの大容量データ記録を可能にするという。

 磁気テープは長期保存性、低消費電力性能、コスト優位性、省スペースなどの点で、データストレージメディアとしての高い将来性が評価されている。

 テープストレージメディアの高記録密度化のためには、磁気テープと磁気ヘッドの距離を狭くすることが重要だが、スペーシングの縮小にともない、テープ表面と磁気ヘッドの接点の摩擦が上昇する傾向がある。より高速かつ高容量な記録・再生のためには、摩擦を抑え、磁気ヘッドがテープ表面を滑らかに走行できるようにする必要があった。

 ソニーは今回の磁気テープ技術で、テープ表面と磁気ヘッドの間に塗布する潤滑剤を新たに開発。この潤滑剤が、テープ表面と磁気ヘッドの走行摩擦を抑える低摩擦特性と、テープ磁性面と潤滑剤の接合を維持するための高耐久性という2つの特性を実現させたという。

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