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» 2017年08月08日 10時34分 UPDATE

VRの世界広がる未知の市場 「一家に1台。テレビ以来のイノベーション」 (2/3)

[SankeiBiz]

 人間の感覚器に働きかけ、コンピューターグラフィックスなど実際に存在しないものを、現実のように知覚させるVR。その技術革新が、ゲームの世界に迫っていることを吉田は確信した。

 “草の根”で始まったVRの研究は、2年後に正式な開発プロジェクトとなり、16年10月、ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)は、PS4で仮想現実を体験できる端末「PSVR」を発売。今年6月には、PSVRの世界販売台数が100万台を突破した。

 「テレビ以来のイノベーションだ。VRを一家に1台という状況にしたい」

 SIE取締役で日本・アジア地域を統括する盛田厚はこう意気込む。盛田は、独自開発のブラウン管「トリニトロン」で、カラーテレビを普及させたソニー創業者、盛田昭夫のおいだ。

 もっとも、PSVRは国内で品薄が続き、まだ本格的な普及段階には入っていない。増産態勢を敷くのが遅れたためだ。今後、量産効果で低価格化が進むとともに、VRを活用したソフトのヒット作が出てくれば、盛田の言うように映像コンテンツの在り方を変える可能性もある。

 ゲームのVR化を急ぐのはソニーだけではない。バンダイナムコエンターテインメントは7月14日、東京・新宿歌舞伎町にVRを使ったアミューズメント施設をオープンした。「ドラゴンボール」「マリオカート」といった人気のアニメやゲームの世界を“体感”できるほか、超高層ビルの屋上から突き出た板の上を歩くなど、仮想空間ならではの体験ができるアトラクション15種をそろえた。VR部ゼネラルマネジャーの柳下邦久は「普段、ゲームをしない人にも楽しんでもらえる」と語る。

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