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» 2017年08月31日 11時22分 公開

自動車運送の「貨客混載」を拡充 貸し切りバス、タクシーも対象に (1/2)

物流効率化と地域交通の維持に向け、国土交通省はトラックが旅客を乗せたりバスやタクシーが貨物を運んだりする自動車運送での「貨客混載」の対象範囲を9月1日から拡充する。

[SankeiBiz]
ヤマト運輸と宮崎交通が実施する乗り合いバスを使った貨客混載事業(ヤマト運輸提供)

 物流効率化と地域交通の維持に向け、国土交通省はトラックが旅客を乗せたりバスやタクシーが貨物を運んだりする自動車運送での「貨客混載」の対象範囲を9月1日から拡充する。過疎地で物流業者と連携して旅客と荷物を同時に配送する運輸業者への許可申請を受け付ける。人口減少で運輸、物流の両業界は貨物や乗客の減少に悩んでおり、タッグを組むことで新たな需要創出につなげる。

 宮崎県西都市と西米良村を結ぶ宮崎交通(宮崎市)の路線バス。座席のあったスペースには1月から、長さ約2.1メートル、幅90センチの保冷ボックスが鎮座する。同社がヤマト運輸と連携して設置したクール便対応の専用ボックスで、中には村特産の「西米良サーモン」が都市部向けに運ばれる。

 宮崎交通が貨客混載を始めたのは2015年10月からで、現在は3路線で実施。乗客数が伸び悩む中で、専用ボックスを使った配送は、いまや欠かせない収益源だ。担当者は「特産品が大量輸送できれば地元の活性化にもつながる」と相乗効果に期待する。

 9月から実施される制度拡充は、宮崎交通のような乗り合いバスだけでなくタクシーや貸し切りバスにも貨物を載せられる対象を広げ、貨物用トラックに旅客を乗せることも認める。過疎地を抱える3万人未満の市町村で事業を行うバスやトラック業者などが拡充対象で、乗り合いバスで350キロ未満だった貨物の重量制限も撤廃する。

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