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» 2017年09月04日 11時08分 公開

ミマキエンジ、3Dプリンターを11月投入 1000万色以上のフルカラー造形

造形後は難しかった豊かな色彩を表現することによって、看板や建築模型といった領域で利用できる。

[SankeiBiz]
ミマキエンジニアリングのプリンターで製作した立体看板。店の特徴が一目で分かる看板を効率的に制作できるようになる

 広告・看板向けインクジェットプリンターを製造・販売するミマキエンジニアリングは、1000万色以上のフルカラー造形を実現する3Dプリンター「3DUJ−553」を11月に発売する。造形後は難しかった豊かな色彩を表現することによって、看板や建築模型といった領域で利用できる。価格は1780万円で年100台の販売を目指す。

 UV(紫外線)光を照射すると硬化するインクを1層ずつプリントし、それを積み上げることで造形する「UV硬化インクジェット方式」を採用した。

 従来の3D造形物の大半は石膏(せっこう)製で、再現できるのは600万色程度。これに対し新製品は、造形後に着色するのではなくカラーインクを使用して造形するため、1000万色以上表現できる。

 また、高画質が求められる業務用インクジェットプリンターの開発で培ってきた独自のコントロール技術によって、インクを狙った場所に正確に打ち込める。熊本城では、幅1ミリの欄干や畳など、天守閣の中まで精巧に再現した。インクはアクリル系樹脂を使用し強度を高めているため、ドリルなどを使用した穴開けやネジの取り付けも可能になった。

 こうした特性を生かし、販売攻勢をかけるのが看板分野。職人の数が減り、立体的で個性的な看板を製作するには手間を要するからだ。また、急増する外国人観光客からは「日本の案内看板は分かりにくい」といった指摘が相次いでいるといい、今回の技術を活用すれば視認性が大幅に向上し、問題の解決につながるとみている。

 このほかにも建設会社のプレゼンテーション用や個人向けのフィギュアの製造受託、立体地図の制作などの用途を見込む。

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