ニュース
» 2017年10月12日 10時44分 公開

三菱東京UFJ銀、組織再編へ 「伝統的ビジネスモデルは構造不況化」

「利ざや」で収益を稼ぐ、「伝統的な商業銀行のビジネスモデルは構造不況化している」として、顧客ニーズを軸に組織体制を大幅に見直す。

[SankeiBiz]
インタビューに答える三毛兼承頭取

 三菱東京UFJ銀行の三毛兼承頭取は11日までにフジサンケイビジネスアイなどのインタビューに応じ、来年4月に大規模な組織再編に乗り出す方針を明らかにした。「利ざや」(貸出金利と預金金利の差)で収益を稼ぐ、「伝統的な商業銀行のビジネスモデルは構造不況化している」として、顧客ニーズを軸に組織体制を大幅に見直す。

 具体的には、富裕層向けの資産管理業務をグループ一体運営に移行し、新組織を立ち上げる。資産20億円以上の顧客を対象に、節税対策や、海外の不動産、株式への投資運用などを指南。銀行、証券、信託銀の人員の中から、数十人を集めて業務を開始する。

 三毛頭取は、「一体提案で、外資系の資産運用ビジネスと差別化を図る」と述べ、三菱UFJとは別ブランドでの展開も視野に入れる。

 貸し出しは、重複していた信託銀行の法人業務を銀行に集約したうえで、これまでの「法人」「リテール(中小企業や個人の小口取引)」「国際」の3部門区分を、「リテール&コマーシャル」「日系大企業」「非日系企業」に再編する。

 開発を進める独自の仮想通貨「MUFGコイン」については、行内の実証実験の対象規模を150人から1500人に拡大したことを明らかにした。

 1円以下の端数もやりとりできるなどMUFGコインのメリットを強調。「誰もが使える仕組みになればいい」と技術を広く公開する考えを示す一方、「規模が拡大した際に、どこまで自社で制御できるかが重要だ」と普及への課題も挙げた。

Copyright (c) 2017 SANKEI DIGITAL INC. All rights reserved.

ITmedia エグゼクティブのご案内

「ITmedia エグゼクティブは、上場企業および上場相当企業の課長職以上を対象とした無料の会員制サービスを中心に、経営者やリーダー層向けにさまざまな情報を発信しています。
入会いただくとメールマガジンの購読、経営に役立つ旬なテーマで開催しているセミナー、勉強会にも参加いただけます。
ぜひこの機会にお申し込みください。
入会希望の方は必要事項を記入の上申請ください。審査の上登録させていただきます。
【入会条件】上場企業および上場相当企業の課長職以上

ピックアップコンテンツ

- PR -
世界基準と日本品質を極める Clients First with Innovation & Japan Quality

アドバイザリーボード

早稲田大学商学学術院教授

根来龍之

早稲田大学大学院国際情報通信研究科教授

小尾敏夫

株式会社CEAFOM 代表取締役社長

郡山史郎

株式会社プロシード 代表取締役

西野弘

明治学院大学 経済学部准教授

森田正隆