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» 2017年10月16日 09時31分 公開

レクサスの高級スポーツボートを試乗してわかったマリン事業進出の狙い (1/3)

水陸の垣根を越えた“新しいカタチ”のライフスタイル。

[SankeiBiz]
三河湾を駆ける「レクサス・スポーツヨット・コンセプト」。流麗なフォルムが美しい

 あのレクサスが陸から海へ−。今年1月に米国フロリダ州マイアミで行われたイベントで、一艇の美しいボートがベールを脱いだ。名前は「レクサス・スポーツヨット・コンセプト」。トヨタ自動車がレクサス車両の開発とマリン事業で培ったモビリティ技術の粋を詰め込んだ試作艇だ。あれから数カ月が経ち、今回ようやく愛知県の三河湾で試乗する機会を得た。そこで筆者が見たのは、水陸の垣根を越えた“新しいカタチ”のライフスタイルだった。(SankeiBiz 大竹信生)

際立つ斬新デザイン

 純白のクルーザーが所狭しと並ぶヨットハーバーの片隅でブロンズ色に輝くボートが目に留まった。未来を予感させる流麗なデザインに身を包み、鋭い存在感を放っている。

 ここは愛知県蒲郡市にある「ラグナマリーナ」。昼前に東京を出発したときは曇り空だったが、こちらは幸運にもマリンスポーツにおあつらえ向きな上天気だ。

 レクサス・スポーツヨット・コンセプトは、高級車ブランドのレクサスが初めて手掛けた最大8人乗りのプレジャーボート。全長42フィート(12.7メートル)で、最高速度は43ノット(約80キロ/h)を誇る。船体構造にカーボンを採用して高剛性と軽量化を図っており、レクサスのデザインチームによる優美で躍動感のあるフォルムや高級なインテリアが特徴だ。

高性能スポーツカーのエンジンをチューニング

 ボート後方部から乗船すると、ガラス張りの床下に2基の大きなエンジンが見えた。何とも贅沢な話なのだが、この船はレクサスの高性能スポーツカー「RC F」や高級クーペ「LC500」にも搭載される5リッターV8エンジンを使用しているのだ。

 真っ白なシートに腰を下ろすと、エンジンが「ボボボボ…」と小さな音を立てながら防波堤の外に向かってゆっくりと動き出した。ハーバーに係留するヨット群が小さくなっていく。やがて大海原に解き放たれたボートはスロットルを全開し、波を切り裂くように鋭く加速した。筆者は「RC F」と「LC500」を運転した経験があるのだが、船舶用にチューニングされたエンジン音は自動車用よりも甲高く、リズミカルな抑揚が軽快な印象を与える。

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