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» 2017年10月20日 10時09分 公開

日本テイストの商業施設輸出、不動産大手で活発化 訪日客も後押し「帰国後も同じ体験を」 (1/3)

多くの訪日外国人が買い物をしたり、文化・芸術や娯楽を楽しんだりするために訪れた超高層複合ビルや大型商業施設などを輸出する動きが、不動産大手で活発化してきた。

[SankeiBiz]
森ビルがジャカルタで開発する大規模オフィスタワーの商業店舗のイメージ

 多くの訪日外国人が買い物をしたり、文化・芸術や娯楽を楽しんだりするために訪れた超高層複合ビルや大型商業施設などを輸出する動きが、不動産大手で活発化してきた。洗練された外観や充実した設備などに加え、ニーズに即応するサービスや、いつまでもきれいで使いやすいといった管理・運営も高く評価。帰国後に自分の住む街にも「欲しい、利用したい」という声が、中間所得層が増える中国や東南アジアで高まっているからだ。「箱物をつくって終わりではない」と言う不動産会社の街づくりへの開発姿勢を訪日客が支持、海外事業展開を後押ししている。

“さびない街”に魅力

 「昔は『六本木ヒルズをつくってほしい』とよく言われた」。森ビルで財務・海外事業を担当する横井勲執行役員はこう振り返る。

 2003年オープンの六本木ヒルズの来場者は今も増え続け、東京を訪れる外国人にとって人気のランドマークだ。緑豊かでオフィスや店舗、美術館、ホテル・マンションと「住む・働く・遊ぶ」機能がそろい、管理・運営も行き届く。“さびない街”としてヒルズブランドの定着に一役買った。

 12ヘクタールの土地に複数の建物を建てて街をつくるという横展開の六本木ヒルズに加え、08年には中国・上海に1棟の建物の中で用途を複合させるという101階建ての立体的複合ビル「上海環球金融中心」を開業させた。

 「都市をつくり、都市を育む」という基本思想の下、開発と管理・運営を「一気通貫」で取り組む姿勢が中国で高い評価を得ると、「自分の街にもつくりたい。開発を手伝ってほしい」(横井氏)という話が東南アジア各国から来るようになった。

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