マツダは9日、主力の小型車「デミオ」に標準装備する先進安全技術を拡充すると発表した。これにより、政府が普及を目指す安全運転支援車の分類で最高ランクに適合させたマツダ車は、12月発売の新型スポーツ用多目的車(SUV)「CX-8」を含め6車種の全グレードとなる。安全技術もクルマ選びの指標となる中、商品競争力の向上につなげる狙いだ。
今回適合させたのは、政府が推奨する「セーフティ・サポートカーS(サポカーS)」の最高ランク「ワイド」。2014年に発売した4代目デミオを改良し、7種類の安全技術を標準装備した車を12月に発売する。
特に、走行時の車線から無意識にはみ出そうとする際に警告する機能を標準装備に格上げしたほか、前方の車や歩行者を検知しヘッドランプの照射範囲を自動制御する機能を追加した。
デミオは今年4月に自動ブレーキや急発進の抑制技術などを標準装備し初めてサポカーSに適合させた。同社は18年3月期の国内販売台数を前期比5%増の21万3000台とする計画。安全技術の拡充も計画達成に向けた施策の一つで、「高齢者や運転経験が浅い若手ドライバーの獲得につなげる」(商品本部)考え。
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