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» 2017年11月21日 12時36分 公開

NTTが国産量子コンピューター試作機を一般公開 27日から無償で

国産の量子コンピューターが公開されるのは初めて。

[SankeiBiz]
NTTなどが開発した量子コンピューター「QNN」と、開発に携わったNTT物性科学基礎研究所の武居弘樹上席特別研究員=20日、神奈川県厚木市

 NTTは20日、スーパーコンピューターを超える膨大な量の計算を瞬時にこなす「量子コンピューター」の試作機を27日から無償で一般公開すると発表した。試作機は、内閣府の革新的研究開発推進プログラム(ImPACT)の一環で、国立情報学研究所などと共同開発した。国産の量子コンピューターが公開されるのは初めて。

 開発した量子コンピューター「QNN」は、理化学研究所のスーパーコンピューター「Shoubu(菖蒲)」と比べ100倍の速度で計算できる能力があり、AI(人工知能)への応用や交通渋滞の解消などに役立てられると期待されている。来年5月には創薬などに応用できる仕組みを公開する。

 QNNは、光ファイバーの中を光パルスが回り、「組み合わせ最適化問題」と呼ばれる複雑な問いの解を一瞬で導く仕組み。

 競合のカナダのD-Waveシステムズが導入している超伝導を使った方式の量子コンピューターは低温環境に置く必要があるが、QNNは常温で使うことができ、扱いやすいという利点がある。さらにQNNの方が解ける問題の規模が30倍以上優れているという。

 NTT物性科学基礎研究所の武居(たけすえ)弘樹上席特別研究員は「いろいろなものの最適解を見つけ、さまざまな無駄が削減できる」と自信をみせた。

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