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» 2017年12月11日 10時49分 公開

アップル共同創業者のウォズニアック氏が注目するテクノロジーは? (1/4)

スティーブ・ジョブズとともにアップルを創業し、パーソナルコンピューターを開発して情報化社会の発展に多大な貢献をしたスティーブ・ウォズニアック氏。人工知能やブロックチェーン、電気自動車といった新しい技術への関心や将来性などを話した。

[SankeiBiz]
来場者からの質問に答えるスティーブ・ウォズニアック氏

 スティーブ・ジョブズとともにアップルを創業し、パーソナルコンピューターを開発して情報化社会の発展に多大な貢献をしたスティーブ・ウォズニアック氏。12月1日から3日まで、幕張メッセ(千葉市美浜区)で開かれたエンターテインメントの祭典「東京コミコン2017」に出席するため日本を訪れた記念として、12月4日に東京都内で講演を行って、人工知能やブロックチェーン、電気自動車といった新しい技術への関心や将来性などを話した。

 「コンピューターは、人間の脳にはまだまだ追いつかないと思っている」。高性能のコンピューターが開発され、AI(人工知能)も発達して遠からず人間に取って代わるといった見方が広がり始めている。人間を駆逐してしまうのではといった話も出ているが、ウォズニアック氏は「コンピューターはあくまでも人間の知能を真似ているだけだ」と指摘する。「8万枚もの写真を見せるとコンピューターは犬を認識するが、人間なら3歳の子供に1匹の犬を見せれば自然と犬だと認識していく。コンピューターは1兆といった計算を一瞬で行うことができるが、どういった問題を解きたいのかといった発想はコンピューターにはない」

 人間が問題を与えて解くように命令して、コンピューターは初めて問題を解こうとする。そこに人間が存在し続ける意味がある。「コンピューターが人間と同じような感情を持つといった発想は、SFやマンガ、スーパーヒーローの世界で描かれている。テクノロジーに携わる者として、そこを追求していくのは仕方がないが、今の技術で不可能なことはいくらでもある。優秀なコンピューターがいつか人間に取って代わることを怖れるのはまだ早い」。コンピューターができることと、人間がやるべきことを考え実行していくことで、来たるAI社会に適応していけると言えそう。「エンジニアは物理の法則をしっかりと心にとめ、地に足を着け、実用性を重んじることが大事だ」

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