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» 2018年01月10日 10時55分 公開

ミサワホーム、JAXAと新技術研究 「月面の住宅」 昭和基地での成果応用 (2/2)

[SankeiBiz]
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 宇宙でも、昭和基地でのプロジェクトで培った技術を応用できるとみている。磯貝匡志社長は、「月面の住宅は荒唐無稽な話ではない。将来の住宅技術にも生かせると信じて取り組んでいく」と期待を込める。

 研究開発を進めるに当たって「かぐやプロジェクト」を発足。技術、建設、生産技術、商品開発の計4部署から14人が集まった。今回の提案事業で採択された「建築を省力化する工法技術」と「自律循環システム」という2項目の技術開発に注力していく。

省力化と自律に注力

 宇宙ステーションには無数の配線・配管類が敷設され、どの部分をメンテナンスすればよいのかが把握しにくい構造といい、月面基地でも同様の事態が想定されている。これに対し一般の住宅では、パイプスペースなどを活用し効率よく納めている。こうした技術を適用していくのが狙いの一つだ。

 また、月面の建物の状態は目視で確認できない点を考慮。センサー技術で把握したり、IoT(モノのインターネット)などを活用して水やエネルギーの自律供給を行うことも研究課題となる。

 2018年は日本の宇宙ベンチャーにとって大きな飛躍の年になる。アクセルスペース(東京都中央区)は、地球観測用超小型衛星「GRUS(グルース)」を打ち上げるほか、世界初となる人工流れ星の開発を目指すALE(エール、同港区)も打ち上げの最終準備を進めている。

 ミサワホームは昨年、設立50周年を迎えた大企業だ。しかし、世界初のゼロ・エネルギー住宅を開発するなどベンチャー精神に富んだ事業を進めてきたことから、宇宙移住への足がかりを築く技術開発にも期待がかかる。

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