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» 2018年02月08日 11時01分 公開

滞在型ホテル、「ブリージャー」スタイルへ 「出張+観光」シフトで訪日客を狙え

ホテル各社もブリージャーを新たな訪日スタイルとして着目、取り込みに向けた動きを加速させる。

[SankeiBiz]
15日に開業する東急ステイ高輪(泉岳寺駅前)の「レジデンシャルダブル」。ミニキッチン付きで中長期滞在も安心=東京都港区

 東急不動産グループの東急ステイは7日、東京・JR品川新駅(平成32年利用開始予定)近くに開業する滞在型ホテル「東急ステイ高輪(泉岳寺駅前)」を報道陣に公開した。オフィス街や官公庁、観光施設の結節点に位置する近隣は、ビジネス出張で観光も楽しむ「ブリージャー」の訪日外国人客に人気の滞在地。ホテル各社もブリージャーを新たな訪日スタイルとして着目、取り込みに向けた動きを加速させる。

 羽田空港や品川に直通する京急本線泉岳寺駅から徒歩1分。地上10階建ての新ホテルは一般のビジネスホテルより広い室内に、ベッドやデスクがゆったりと配置されていた。ドア付近は洗濯乾燥機と電子レンジ。「滞在が延びても安心」。東急ステイの担当者は利便性の高さを強調する。

 15日開業の同ホテルは空間的な余裕に加え、一部客室にミニキッチンも備え、自宅に近い使い方が可能。1階カフェは宿泊者がラウンジとして利用できる。品川新駅が徒歩2分地点に開業予定の中、「ビジネスと観光、どちらにも対応できるハイブリッド性が売り」(担当者)という。

 ブリージャーは「ビジネス」と「レジャー」をかけた造語。出張の滞在期間を自己負担で延ばし、観光も楽しむスタイルで、欧米客の旅行形態の一つとして広がる。ビジネス目的のため自己負担額は少ないが、1泊当たりの単価は高く、滞在期間も長い傾向がある。 こうした“上客”の存在は数年前から業界内でささやかれていたが、ここに来てホテル各社の受け入れ態勢が本格化させ始めた。

 ザ・プリンスパークタワー東京が順次進める改装のコンセプトも「ブリージャー対応」。29〜31階の「クラブフロア」客室はデスクを壁向きではなく公園や東京タワーを望む窓側に据えたほかロビーは書斎を思わせる雰囲気とし、ビジネス仕様ながらくつろげる空間を演出した。プリンスホテルの武井久昌専務執行役員は「この希有な立地をどう生かせるか心を砕いた」と出来映えに胸を張る。

 京浜急行電鉄はビジネスホテルの「京急EXイン高輪」を4月から滞在型ホテルへと脱皮させる。連泊需要に対応すべくツインルームの浴室をユニットバスから分離型に改装、朝食場所を5店舗(予定)から選べる宿泊プランを用意した。担当者は「多様なニーズに対し、最適な環境を整えたい」と話している。

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