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» 2018年02月28日 10時41分 公開

エネルギー業界、統合・再編本格化 地域や業種を超え市場開拓 (1/2)

エネルギー業界の合従連衡が本格化している。

[SankeiBiz]

 エネルギー業界の合従連衡が本格化している。中部電力と大阪ガスは27日、首都圏で電気・ガスを販売する新会社を4月に設立すると発表した。両社の強みを生かし、東京電力ホールディングス(HD)の顧客基盤を切り崩す構え。一方、中部電は同日、東電HDと共同出資する火力発電会社JERA(ジェラ)に3350億円を出資すると明らかにした。電力・ガスの小売り全面自由化を受け、地域や業種を超えた競争が激しくなっている。

 中部電と大ガスが折半出資する新会社はCDエナジーダイレクト(東京)。中部電はガスの保守・点検や販売手法を取り込み、首都圏の販売拡大を目指す。大ガスは、中部電が首都圏に持つ約19万件の顧客基盤を足がかりに最大市場に本格進出する。

 中部電の勝野哲社長は同日の記者会見で、「相互に補完し、最適なガスと電力の提案を目指す」と述べ、首都圏での契約目標を300万件とする方針を示した。大ガスの本荘武宏社長は、「中長期的な発展には地域を超えた展開が必要だ」と説明した。

 中部電と大ガスが手を組むのは、電力・ガス小売りの全面自由化で地域内の競争が厳しくなっているためだ。競合する関西電力がガス販売で約38万件の契約を獲得し、昨年には家庭向け電気で中部圏に進出した。中部電と大ガスは首都圏に打って出ることで収益を確保する考えだ。

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