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» 2018年04月18日 07時14分 公開

タイムアウト東京のオススメ:愛嬌たっぷりの玩具にハマる

東京の街の“ローカルエキスパート”が、仕事の合間に一息つけるスポットやイベントを紹介します。

[タイムアウト東京,ITmedia]

 郷土玩具とは、古来、日本各地で作られてきたおもちゃのこと。今ではコレクターとして日本各地の玩具を集めている人が多いですが、かつては、遊び道具として親が子に与えていました。時代や作り手によって形や表情が一つ一つ違うほか、モチーフとなるものが同じであっても、土地によって色や形、使っている材料など、それぞれに個性があるのも面白いところ。子どもの健やかな成長や、家内安全など、玩具によってさまざまな願いが込められているのも特徴の一つです。ここでは、そんな郷土玩具に出会える店を厳選して紹介します。

全国の手仕事を世に広めるべく誕生した

 「銀座たくみ」は、銀座にある民芸品の専門店。全国の手仕事を世に広めるべく誕生した店で、日本各地の職人の手で作られた数々のアイテムがぎっしりと並んでいます。取り扱っている商品は、陶磁器や茶器、手ぬぐい、和紙、玩具など。玩具のなかには、すでに作り手がいなくなってしまったものもあるそうなので、気になるものがあったら迷わず購入するのが良いでしょう。高価な商品も多いですが、500円ほどで購入できるものもあるので、民芸品に興味がある人はぜひ足を運んでみてください。

土地の風土や、玩具が持つ意味、背景を大切に作られたもの

 若松河田駅近くにある「備後屋」は、売り場が地下1階から4階まであり、陶器や藍染め布、和紙製品など、豊富な品ぞろえです。玩具売り場は、地下1階。張り子や土人形、こけし、招き猫、こま、木地玩具など、数々の郷土玩具が並んでいます。最近では、土産物を意識した、創作感の強い玩具も増えてきていますが、ここでは、その土地の風土や、玩具が持つ意味、背景を大切に作られたもののみを取り扱うようにしているそうです。

ほとんどの商品が昔ながらの玩具

 「アトリエガング」は、デザイン会社のアトリエタイクが運営する民芸玩具店。ポップで明るい店内は、郷土玩具を扱う他の店とは少し違った雰囲気です。現代的なデザインの商品が多いと感じたため、最近作られたオリジナルアイテムが多いのかとアトリエタイクの臼田に尋ねると、新しいものは相当よいものでないと店に置かず、ほとんどの商品が昔ながらの玩具だといいます。隣り合わせにする商品を工夫するなど、デザイン会社だからこそできる配置の方法によって、筆者には印象が違って見えていたのです。張り子や凧(たこ)、招き猫など、さまざまな玩具に触れてみてください。

 その他の詳しい情報は「東京、郷土玩具に出会える店10選」で紹介しています。この愛らしさが近年最注目されている郷土玩具ですが、実は後継者不足という問題も抱えています。今後、玩具が誕生した土地の風土や職人の精神を受け継いだ復刻版が出てくる可能性もありますが、絶対に後悔したくない人は、お気に入りを見つけたら迷わず購入しておきましょう。

著者プロフィール:タイムアウト東京 編集部

タイムアウト東京は、ロンドンを中心に、ニューヨーク、上海、クアラルンプール、テルアビブ、アムステルダム、シドニーなど、世界108都市39カ国に広がるメディア、タイムアウトの東京版です。「本当に素晴らしいものは、世界のどこであれ誰であれ感動を与えてくれる」という考えの下、日本の優れたヒト、モノ、コト、コンテンツ、サービスを英語・日本語のバイリンガルで発信しています。


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