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» 2018年05月15日 07時15分 公開

タイムアウト東京のオススメ:本物の抹茶ラテに出会う

東京の街の“ローカルエキスパート”が、仕事の合間に一息つけるスポットやイベントを紹介します。

[タイムアウト東京,ITmedia]

 三鷹の森ジブリ美術館近くのユニスタンドで店主を務めていた「茶リスタ」の小山和裕と、ブルーボトルコーヒーの元バリスタ、藤岡響が手掛ける日本茶スタンド「サテン」が4月23日、西荻窪にオープンしました。店を構えたのは、この場所で約8年間営業していた弾○(ダンボール)という居酒屋の跡地。ここでは、日本茶の魅力を存分に堪能できる一軒を紹介します。

日本茶の魅力を存分に堪能できる

 そもそも、なぜこの2人がタッグを組んで新しい店を出したのか。それは、「おいしい抹茶ラテを作ろう」という小山の一言からだったそうです。抹茶ラテは、チェーンのカフェやコンビニなど、比較的気軽に味わえる人気のドリンクですが、ただ単に、お茶とミルクを混ぜ合わせれば良いという飲み物ではありません。お茶ごとに合う牛乳が違ってくるので、それぞれの相性を考えて作らなければ、本当においしい抹茶ラテとはいえないのです。よくユニスタンドを訪ねていた藤岡が、以前から「コーヒースタンドで出せる抹茶ラテを開発したい」と小山に話していたことに加え、小山がユニスタンドをクローズさせるタイミングと、藤岡がブルーボトルコーヒーを退職するタイミングが重なったことがきっかけとなり、めでたく「おいしい抹茶ラテ」を飲める店が誕生したというわけです。

濃度や水の量、お湯の温度など、基準となる数値を模索

 2人の研究の熱は、日本茶の入れ方にも注がれています。使用する茶葉の管理はもちろんのこと、さまざまな基準値を探り、一貫性ある味を目指しています。日本茶は、コーヒーに比べると感覚で入れてしまうことが多くありますが、それだと入れ手によって味が変わってしまいます。今後、スタッフが増えた際にも全員が同じ味を出せるように、濃度や水の量、お湯の温度など、基準となる数値を模索しているのだそうです。コーヒーのように、緻密な数値で入れられる日本茶。まさに、この2人だからこその観点ですね。

店を作るきっかけとなった「抹茶ラテ」

 時期によって産地が変わる「日本茶シングルオリジン」や、店を作るきっかけとなった「抹茶ラテ」の他、「砂炒りほうじ茶」「抹茶ビール」などのユニークなメニューも、世のお茶好きを喜ばせることでしょう。日本茶や抹茶は、コーヒーで言うエスプレッソに近い「ショット」という飲み方でも提供しています。「ショット」だと、ぎゅっと凝縮されたうまみと甘みを楽しむことができるので、新たなお茶の魅力を感じられそうです。もちろん、「アメリカーノ」や「カフェラテ」などのコーヒーメニューも。「コーヒーはサブメニューで、あくまでも日本茶専門店なんです」と言いますが、ハイレベルな1杯を提供してくれることは間違いありません。

 和素材と北欧感が絶妙に入り交じった空間も、ぜひじっくり眺めてほしいポイント。特に、手すき和紙を張ったカウンターは、最高にクールです。和紙やタイルなど、内装に使用した素材も自分たちで見に行き、できるところはDIYで仕上げたという店内。色選びだけで2時間悩むことも珍しくなかったそうで、日本茶だけでなく、店の随所にストイックさが表れています。

 その他の詳しい情報は「茶リスタ×バリスタが手掛ける日本茶スタンド、西荻窪に誕生」で紹介しています。真摯(しんし)にお茶と向き合い、最高の一杯を提供するサテン。取材したのは平日の午前中でしたが、次から次へと人がやってきて、店内がサテンファンであふれてしまうのも時間の問題だと感じました。「本物の日本茶」に出会いたい人は、ぜひ早めに足を運んでみてください。

著者プロフィール:タイムアウト東京 編集部

タイムアウト東京は、ロンドンを中心に、ニューヨーク、上海、クアラルンプール、テルアビブ、アムステルダム、シドニーなど、世界108都市39カ国に広がるメディア、タイムアウトの東京版です。「本当に素晴らしいものは、世界のどこであれ誰であれ感動を与えてくれる」という考えの下、日本の優れたヒト、モノ、コト、コンテンツ、サービスを英語・日本語のバイリンガルで発信しています。


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