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» 2018年05月28日 10時34分 公開

世界でも珍しい「ボートシェア」が人気、カーシェア成長のヒントになるか (1/4)

自動車の「保有」から「利用」へという流れも出てくる中、ファンの裾野を着実に広げているボートシェアの現状は示唆に富んでいる。

[SankeiBiz]
新たに導入した「SR320FB」(手前)。シェアリングサービス「シースタイル」では、約20種類のボートを貸し出している=東京都品川区

 規制緩和の遅れもあり、民泊やライドシェア(相乗り)などシェアリングサービスの“後進国”と揶揄(やゆ)される日本で、世界でも大規模なサービスは珍しいボートのシェアリングが会員数を順調に伸ばしている。一定時間、新型の船を借りられ、クルージングや釣りなどを楽しめるもので、ボートの購入にまで踏み切れない顧客に体験してもらう取り組み。自動車の「保有」から「利用」へという流れも出てくる中、ファンの裾野を着実に広げているボートシェアの現状は示唆に富んでいる。(高橋寛次)


免許取得に環境整備

 ヤマハ発動機は二輪車で培ったエンジンの技術を応用し、船外機やボートの製造・販売に力を入れている。その一環として始めたボートシェアの名称は「シースタイル」。全国140カ所、海外2カ所のマリーナ(港)でボートを借りられる。会員数は11年連続で増えており、2017年は約2万2000人。

 会員を増やしている背景には、一般の消費者にとって手が届かないボートを使ったレジャーを、手軽に楽しめるように工夫していることがある。ボートを購入し、どこかのマリーナに係留しておくというのは、よほどのボート好きか、富裕層でなければ踏み切りにくい。しかし、シェアリングでの利用であればハードルは一気に下がる。

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