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» 2018年06月11日 11時00分 公開

ルネサスとJDI、日の丸再編で明暗 構造改革主導のキーマン、存在示す (2/4)

[SankeiBiz]

 両社の明暗は業績でもはっきりしている。ルネサスの17年12月期の連結最終利益は前期比42%増の771億円で4期連続の黒字。本業の稼ぐ力を示す営業利益率(売上高に占める営業利益の割合)は10%で日本の電機大手でトップ級だ。一方、JDIは18年3月期の最終損益が2472億円の赤字と4期連続の赤字に陥った。

 命運が分かれたのは、抜本的な構造改革を断行できたかどうかが大きい。

 日立製作所、三菱電機、NECの半導体部門を源流に持つルネサスは10年4月にルネサステクノロジとNECエレクトロニクスが合併して発足した。合理化が大きな課題だったが、役員が出身母体の工場を守り、構造改革が進まずに赤字が続き、12年には破綻の瀬戸際まで追い詰められた。

 「復活したのは作田久男氏のおかげだ」とアナリストは指摘する。12年末に革新機構やトヨタ自動車など国内大手メーカーの支援が決まり、会長として翌年送り込まれたのが作田氏だ。母体会社の出資比率が下がったこともあり、しがらみなくリストラを断行。国内の半導体工場を22カ所から9カ所に減らし、従業員を5万人から2万人に削減するなど、前例のない改革で復活を遂げた。

 作田氏はオムロン出身。同社の創業家以外で初めて社長に上り詰め、リーマン・ショック後も右肩上がりでオムロンを成長させた人物だ。

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