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» 2018年06月11日 11時00分 公開

ルネサスとJDI、日の丸再編で明暗 構造改革主導のキーマン、存在示す (3/4)

[SankeiBiz]

 「上から下まで社員の当事者意識が低かった」と作田氏はルネサスの会長就任当初を振り返る。売り上げ確保を優先して自動車メーカーの値下げ要求に素直に応じてきたことなども問題視し、「粗利(粗利益)ファースト」と呼び掛けて、シビアな姿勢で価格交渉に臨むよう社員の意識改革も進めた。

 ただ、世界の半導体業界では数兆円規模の巨額買収が立て続けに起きるなど、国際競争は厳しさを増す。ルネサスは昨年2月に同業の米インターシルを3200億円で買収したばかりだが、競合に対抗するためのM&A(企業の合併・買収)は「常に考えている」(呉文精社長)といい、次の一手が注目される。

徹底した合理化へ

 12年に日立、東芝、ソニーの液晶パネル部門を統合して発足したJDIもルネサスに遅ればせながら昨年8月に生き残りをかけた構造改革に着手。能美工場(石川県能美市)の生産停止や海外工場の売却や集約、グループ従業員の3割弱に当たる3700人超の人員削減などが柱だ。改革案を策定したのはこの年6月に会長兼最高経営責任者(CEO)に就任した東入来信博氏。イスラエル系液晶検査装置メーカーでトップを15年間務め、最終利益率(売上高に占める最終利益の割合)10%以上を維持した立役者でもある。

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