ニュース
» 2018年07月03日 11時02分 公開

電機各社、省人化ロボに注力 人手不足深刻……事業継続へ危機感

電機大手による産業用ロボット分野への注力が目立ってきた。

[SankeiBiz]
三菱電機が東京・秋葉原に新設した「FAソリューションセンター」。産業用ロボットの実機デモや導入へ向けたセミナーなどを開く=3日、東京都台東区

 電機大手による産業用ロボット分野への注力が目立ってきた。人手不足が深刻化し、ロボ導入が遅れていた業種でも自動化のニーズが高まっているためだ。三菱電機は2日、実機デモや顧客向けの研修などを行う施設を東京・秋葉原に開き、報道陣へ公開した。

 実機見学は愛知・広島両県の工場で受け付けていたが、見学増に対応して東京都内に新設した。アーム型ロボ19台を用意して部品製作などを実演するほか、導入を検討する顧客の要望に添って各種センサーと組み合わせるテストや、保守・点検の訓練なども行う。

 同社の自動化関連の売上高は、2017年度に1兆4449億円(自動車機器含む)と過去最高を更新し、今年度も10%以上伸びる見込み。三条寛和・FAシステム本部機器事業本部長は「人件費削減の手段というより、『自動化を進めなければ人手不足で事業を継続できない』との“悲鳴”が高まっている」と話す。

 こうした中、川崎重工業は食品メーカー向けの多関節ロボを開発し、コンビニエンスストアの弁当を作る企業などへ売り込む。商品の中身が頻繁に変わる食品業界では手作業が中心だったが、人手不足で自動化需要が高まっているという。

 制御技術の開発も進む。日立製作所は、品物を運ぶロボと仕分けするロボを人工知能(AI)で一体的に制御し、荷分け時間を38%短縮することに成功。シャープも、搬送ロボを20台同時にコントロールできるシステムを年内に開発する。

Copyright (c) SANKEI DIGITAL INC. All rights reserved.

ITmedia エグゼクティブのご案内

「ITmedia エグゼクティブは、上場企業および上場相当企業の課長職以上を対象とした無料の会員制サービスを中心に、経営者やリーダー層向けにさまざまな情報を発信しています。
入会いただくとメールマガジンの購読、経営に役立つ旬なテーマで開催しているセミナー、勉強会にも参加いただけます。
ぜひこの機会にお申し込みください。
入会希望の方は必要事項を記入の上申請ください。審査の上登録させていただきます。
【入会条件】上場企業および上場相当企業の課長職以上

ピックアップコンテンツ

- PR -
世界基準と日本品質を極める Clients First with Innovation & Japan Quality

アドバイザリーボード

早稲田大学商学学術院教授

根来龍之

早稲田大学大学院国際情報通信研究科教授

小尾敏夫

株式会社CEAFOM 代表取締役社長

郡山史郎

株式会社プロシード 代表取締役

西野弘

明治学院大学 経済学部准教授

森田正隆