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» 2018年07月11日 10時58分 公開

米国のベンチャーキャピタルが続々と日本上陸 “不毛の地”に起業家はぐくむ「土壌」をつくれるか (1/3)

欧米やアジアに比べて起業の勢いが弱いとされる日本の市場に海外のVCが進出する狙いとは−。

[産経新聞]
産経新聞

 起業の本場・米国でベンチャー企業に投資して育成し、ハイリターンを狙ってきた著名投資ファンド「ベンチャーキャピタル(VC)」が相次いで日本に上陸し、本格的な活動を始めた。最近は、ベンチャー企業などと連携して新しいサービスや商品を生み出す「オープンイノベーション」に力を入れる日本の大企業も増えてきた。欧米やアジアに比べて起業の勢いが弱いとされる日本の市場に海外のVCが進出する狙いとは−。

ベンチャー・カフェ東京の山川恭弘代表理事

 日本の「起業の街」として知られる東京・渋谷に日本法人の拠点を置いたのが、シリコンバレーに本社を構えるVCのプラグ・アンド・プレイだ。

 同社は米ドロップボックスや米ペイパルなどユニコーン(企業評価額が10億ドル以上の非上場企業)5社に出資した実績を持つ。昨年だけでも262社に投資し、ベンチャー企業を支援するための資金調達額は総額60億ドル(約6600億円)を超える。

 日本での事業展開に当たって、同社は東急不動産やSOMPOホールディングスと提携した上で、ベンチャー企業と大企業の交流イベントを定期的に開催。起業家のアイデアの事業化を支援する「アクセラレーター(支援者)プログラム」に力を入れており、日本法人の代表を務めるフィリップ・誠慈・ビンセント・マネージングパートナーは「(ITを活用した金融サービスの)フィンテックや保険とITが融合したインシュアテック(保険版フィンテック)、IoT(モノのインターネット)、モビリティー(乗り物)がテーマとなる」と説明する。大企業は同社のこうした取り組みを踏まえ、有望なベンチャー企業を発掘しているという。

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