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» 2018年07月11日 10時58分 公開

米国のベンチャーキャピタルが続々と日本上陸 “不毛の地”に起業家はぐくむ「土壌」をつくれるか (3/3)

[産経新聞]
産経新聞
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 ベンチャー・カフェ東京の代表理事は、起業家教育で有名な米バブソン大の山川恭弘准教授。山川氏は「CICの周辺ではバイオテクノロジーやロボティクス(ロボット工学)といった領域の起業家が集まって、クラスター(企業群)を設計する。そこがマグネット(磁石)になり、さらにいろいろな企業が集まってくるので、東京では高齢化に伴うテクノロジーなど、東京ならではのクラスターを探す」と説明する。

 日本はかつて、“ベンチャー不毛の地”と揶揄(やゆ)され、現在も人口に対する起業家の比率は、欧米や中国などに比べて低い。大学を卒業すると大企業への就職を迷わずに選ぶケースが圧倒的に多いからだ。

 政府の成長戦略ではベンチャー支援の強化を重点課題として掲げており、日本固有の起業風土を変えていく必要がある。それには、海外で数多くの実績を残してきたプラグやCICなど「黒船による外圧」も有効な手立てとなる。

 山川氏は「日本人はスマートで辛抱強いという国民性」と解説した上で、こう断言した。

 「起業文化がいったん浸透したらどこの国にも負けない。副業が本業に発展する動きが活発化し、大企業や産学連携から起業家を輩出すれば“一匹おおかみ”といったイメージが健全化する。『私にもできるのでは』といった空気を醸成できるし、風土はだいぶ変わってくる」

(経済本部 伊藤俊祐)

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