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» 2018年09月04日 12時26分 公開

「脱プラ」代替品提案を強化 素材各社が海洋汚染防止 (1/2)

海洋汚染防止への意識の高まりからストローなどプラスチック製品の使用を止める動きが広がる中、素材各社が代替品の提案を強化している。

[SankeiBiz]
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 海洋汚染防止への意識の高まりからストローなどプラスチック製品の使用を止める動きが広がる中、素材各社が代替品の提案を強化している。三菱ケミカルホールディングス(HD)傘下の三菱ケミカルは自然界で分解する生分解性プラスチック製のストローを試作し、外食企業などに提案。日本製紙は代替品の開発・販売を強化するため、専門部署を立ち上げた。プラごみによる海洋の生態系破壊が危惧される中、「脱プラスチック」の動きはさらに広がるとみて対応を急ぐ。

 三菱ケミカルが試作したストローは、同社が独自開発する生分解性プラ「ポリブチレンサクシネート(PBS)」などが原料。PBSは耐熱性に優れ、土だけでなく、海の中でも微生物によって一定期間後に分解される特長がある。

 提案後の外食企業などからの評判は上々。コストなどの課題はあるが、三菱ケミカルHDの越智仁社長は「(生分解性プラは)これからかなり売り上げが伸びていく」と期待する。

 デジタル化の進展による紙の需要減に苦しむ製紙会社も、脱プラに商機を見いだそうとしている。日本製紙は8月1日付で、グローバル販売戦略本部内に代替品の販売・開発の要となる「紙化ソリューション推進室」を設置した。今後は特殊コーティングで酸素や水蒸気の通過を防ぐことができる紙製品「シールドプラス」などを使い、代替品を開発・販売する方針。紙製ストローを年内に製品化することも検討している。

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