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» 2019年02月12日 10時37分 公開

嘆きとユーモア……平成経済を綴ったサラリーマン川柳 (1/5)

会社での働き方や技術の進歩、人間関係のありようをどう表現してきたのか。優秀句に選ばれた2900句にものぼる川柳から平成経済を振り返ってみた。

[産経新聞]
産経新聞

 新元号の発表まであと約2カ月。ユーモアを交えて世相をつづってきた第一生命保険の「サラリーマン川柳」(サラ川)も昨年末に平成最後の作品が発表された。バブル崩壊からデフレに突入、実感の乏しい戦後最長の景気拡大に至るこれまでの約30年。会社での働き方や技術の進歩、人間関係のありようをどう表現してきたのか。優秀句に選ばれた2900句にものぼる川柳から平成経済を振り返ってみた。

バブル期、モーレツ社員

 現在、定年にさしかかったサラリーマンが、若手として一線で働いていた約30年前。平成始めはバブル景気に沸いていた。そんなころの働き方は、今でいうならブラック企業のような状態だったかもしれない。

 「ビジネスマン 24時間 寝てみたい」(ボーナス 平成2年)

 当時は、栄養ドリンクのCMソングの一節、「24時間戦えますか」というフレーズが流行していた。

 「終電車 座ったばかりに 乗りすごし」(オジサン 2年)

 「頑張れよ 無理をするなよ 休むなよ」(ビジネスマン 4年)

 長時間労働が当たり前だった時代。バブルを象徴した地価の高騰は尋常でなかった。

 「一戸建 手が出る土地は 熊も出る」(ヤドカリ 2年)

 「一戸建て まわりを見ると 一戸だけ」(貝満ひとみ 3年)

 一般のサラリーマンが都心にマイホームを持つのは夢物語のようで、郊外には住宅団地が次々と開発されていった。

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