ニュース
» 2019年05月15日 10時26分 公開

鉄鋼3社増収も利益で明暗 19年3月期 神鋼は減益

鉄鋼大手3社の2019年3月期連結決算が14日出そろい、日本製鉄とJFEホールディングス、神戸製鋼所はそろって増収となった。

[SankeiBiz]
SankeiBiz
決算について説明するJFEホールディングスの寺畑雅史副社長=14日、東京都中央区

 鉄鋼大手3社の2019年3月期連結決算が14日出そろい、日本製鉄とJFEホールディングス(HD)、神戸製鋼所はそろって増収となった。ただ、最終損益は、日本製鉄とJFEHDが増益となったのに対し、アルミ・銅事業が不振だった神戸製鋼所は減益となり、明暗が分かれた。主力の鉄鋼事業は鋼材価格上昇で増収となる一方、自然災害や操業トラブルの影響もあり収益は悪化した。

 この日決算を発表したJFEHDの売上高は前期比6.8%増の3兆8736億円、最終利益は持ち分法適用会社の造船会社、ジャパンマリンユナイテッドの採算改善で67.5%増の1635億円となった。一方、鉄鋼事業の利益は259億円減の1613億円にとどまった。

 日本製鉄は、連結納税などの効果で最終利益が38.9%増の2511億円となったが、災害に加え、和歌山製鉄所(和歌山市)の高炉廃止などに伴う損失を718億円計上した。神戸製鋼所は、アルミ・銅事業の経常損益が15億円の赤字(前期は118億円の黒字)に転落した。

 20年3月期は「国内外ともに堅調な(鋼材)需要が続くとみられる」(JFEHDの寺畑雅史副社長)ほか、操業トラブルの影響もなくなり粗鋼生産量は増える見通し。一方で原料価格上昇に加え、前期の上期(4〜9月期)に好調だった市況の下落も予想され、JFEHDは鉄鋼事業の利益が1050億円に減少するとみている。

関連キーワード

決算 | アルミニウム | 災害 | 企業


Copyright (c) SANKEI DIGITAL INC. All rights reserved.

ITmedia エグゼクティブのご案内

「ITmedia エグゼクティブは、上場企業および上場相当企業の課長職以上を対象とした無料の会員制サービスを中心に、経営者やリーダー層向けにさまざまな情報を発信しています。
入会いただくとメールマガジンの購読、経営に役立つ旬なテーマで開催しているセミナー、勉強会にも参加いただけます。
ぜひこの機会にお申し込みください。
入会希望の方は必要事項を記入の上申請ください。審査の上登録させていただきます。
【入会条件】上場企業および上場相当企業の課長職以上

アドバイザリーボード

早稲田大学商学学術院教授

根来龍之

早稲田大学大学院国際情報通信研究科教授

小尾敏夫

株式会社CEAFOM 代表取締役社長

郡山史郎

株式会社プロシード 代表取締役

西野弘

明治学院大学 経済学部准教授

森田正隆