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» 2019年05月27日 10時24分 公開

人間とロボットはどう共生? 立命館大学が実証実験 (1/2)

障害物を避けながら荷物を運んだり、自動で施設の清掃をしたりするロボットなどを試験的に導入。

[産経新聞]
産経新聞

 立命館大びわこ・くさつキャンパス(滋賀県草津市)を舞台に、ロボットと人間の共生や協業を目指す実証実験が始まった。障害物を避けながら荷物を運んだり、自動で施設の清掃をしたりするロボットなどを試験的に導入。職員やロボットを研究する学生らが利用し、使い勝手や導入に向けた課題を検証する。同大の担当者は「立命館からロボットと人が共生する社会のモデルを提言したい」と話している。(花輪理徳)

台車ロボット「EffiBOT」の実証実験=17日、立命館大びわこ・くさつキャンパス

 実証実験は同大が今年3月に、ビルの管理などでロボットの導入を進めている不動産大手の三菱地所と結んだ戦略的パートナーシップ協定に基づくもの。同大は人手不足などに伴う施設管理コストの高騰を受け、ロボットの導入を検討しており、同社から実験で使うロボットの貸与を受けた。

 今月から実証実験を始めたフランス製の運搬ロボット「EffiBOT(エフィボット)」は、4つの車輪がついた台車型のロボットで、最大300キロまで搭載可能。荷物を台に載せてスイッチを押すとセンサーで近くにいる人を認識し、歩き始めると後をついて行き、進行ルート上のベンチや看板などの障害物も自動的に検知して回避する。

 運搬ロボットは6月末まで、職員や一部の学生らが午前9時半〜午後5時ごろまで、自由に使うことができる。職員向けの説明会で実際に操作を体験した生命科学部事務室の草野美和子さん(46)は「雨の日に傘をさしながら台車を押すのは大変。事務室に届く荷物を運ぶのに使えそう。けなげについてくるのがかわいらしい」と話した。

 同キャンパスは広大な敷地内に道路や建物があり、多くの人が行き交う。実際の街に近い環境が整っている一方で、私有地のため、交通などの規制が緩いことから、実証実験を行うのに適していると判断した。

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