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» 2019年07月17日 12時28分 公開

1〜2人乗りで短距離スイスイ「超小型EV」今度こそ広まるか (1/3)

車両の電動化やIT化の進展で「モビリティ」の概念が変わりゆくなか、相次ぐ高齢ドライバー事故もあり、既存の車に代わる移動体が必要とされてきたためだ。

[産経新聞]
産経新聞

 1〜2人乗りで手軽に移動できる「超小型電気自動車(EV)」への注目が高まっている。車両の電動化やIT化の進展で「モビリティ(移動)」の概念が変わりゆくなか、相次ぐ高齢ドライバー事故もあり、既存の車に代わる移動体が必要とされてきたためだ。最終地点への超短距離移動「ラストワンマイル」を担う手段として、トヨタ自動車が来年からの発売を表明し、自動車メーカー以外も開発を本格化。だが、10年ほど前から存在しながら広まっていない経緯もあり、普及には法整備や、シェアリングなどのサービス展開がカギとなりそうだ。

トヨタ自動車が報道陣に公開した超小型EVの試作機=6月7日

 「高齢者、免許を返納された方、車いすを使う方々まで、一人一人のライフステージに合わせた安全、安心な移動を提供する」

 6月7日。トヨタの電動車事業説明会で寺師茂樹副社長は、来年から発売する超小型EVの重要性を強調した。

 「超小型」は軽自動車より小さなサイズを意味し、1〜2人の移動をサポートする。4輪だけでなく、3輪や車いす型などのタイプもあるのが特徴だ。

 国土交通省による調査では、自動車の利用実態は距離10キロ以内が約7割、2人以下の乗車が8〜9割を占めている。このため、トヨタは超小型EVについて、少人数の超短距離移動に特化する戦略だ。来年発売の電動3輪バイク「i−ROAD(アイロード)」は前輪が2輪で、転倒しにくい。最高時速60キロで屋根とドアもあり、原付自転車並みのサイズとクルマ並みの快適性・安全性を目指したという。一般家庭用の100Vで充電可能で、約50キロ走行できる。普通自動車免許が必要だ。

 空港警備などで実証実験中の立ち乗り型は、「全長は人の歩幅以下、全幅は人の肩幅以下」というサイズ。「セグウェイ」などの2輪型とは異なり、ハンドルで操作する3輪で、床をできるだけ低くして安定性も高い。最高時速10キロで、約14キロ走行が可能。センサーで障害物などを警告し、自動回避できる安全機能もある。

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