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» 2019年08月13日 10時12分 公開

定額制、ビール飲み比べOK 化粧品など消費財にも拡大 お得意様増やす狙い

音楽、動画を含むデジタルコンテンツや自動車、衣料品などの所有物を対象にしてきたサブスクリプションサービスがビール、化粧品といった消費財にも広がってきた。

[産経新聞]
産経新聞

 音楽、動画を含むデジタルコンテンツや自動車、衣料品などの所有物を対象にしてきたサブスクリプション(定額制)サービスがビール、化粧品といった消費財にも広がってきた。企業側は、品質だけでなく価格にも厳しい目を向ける働く世代の取り込みを目指す。定額制サービスで魅力的な体験を提供し、将来の“お得意様”を増やす狙いもありそうだ。

クラフトビールの定額制サービスを実施するキリンビールの子会社が運営するビアバー「BEER TO GO」、月額2496円で利用できる=6月26日、東京都中央区(村田直哉撮影)

 キリンビールの子会社が運営するクラフトビール専門のビアバー「BEER TO GO」(東京都中央区)は、定額制の会員サービスを行っている。月額2496円で、平日に限り1日1杯、レギュラーサイズ(250ミリリットル)のビールを楽しめる。

 クラフトビールは最大17種類で、定額を支払ってさまざまな銘柄を飲み比べられる。1杯700円の高品質ビールも、週5日で4週間毎日利用すれば、1杯約120円になる計算だ。

 銀座界隈で働く人を主な利用者に見込み、「仕事終わりの時間を豊かに過ごせる場を提供する」(白浜大知=だいち=店長)。6月のサービス開始から約1カ月後の状況をみると、153人が登録し、内訳は男性が6割、女性が4割。登録者の約2割は、毎日来店していたという。

 資生堂も、家庭で使用する保湿液を月額1万800円で提供する定額制サービス「オプチューン」を7月に始めた。同社の定額制サービスは初めて。

 自宅に専用の小型装置を設置し、スマートフォンのアプリを利用して、睡眠の良しあしや気象状況に合わせ、8万通りのパターンから利用者に合った成分を自動的に調合する。残りが少量になれば補充品を届ける。

 同社はこのサービスで、仕事や育児などに忙しい30〜40代の女性を中心に新たな顧客獲得につなげたい考え。「時間に追われ、毎日のスキンケアに手をかけられない女性に利用してもらいたい」と意気込む。

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