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» 2019年09月09日 10時46分 公開

【国際情勢分析】インドネシアが新首都建設へ 世界の首都移転その後 (3/3)

[産経新聞]
産経新聞
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 ミャンマーは2006年に南部ヤンゴンから中部ネピドーへの首都移転が実現した。しかし、理由が明確ではなく、海に面したヤンゴンに安全保障上の懸念を抱えたためとも、軍政トップだったタン・シュエ議長が占星術師の占いに従った結果ともされる。

 病院や商業施設、学校などの整備が遅れており、外国大使館などのネピドー移転は進まない。滑走路に転用できるともされる片側10車線の巨大道路が、「無駄の象徴」として語られることもしばしばだ。

課題は交通インフラ

 インドネシアは新首都の建設に2021年から着手し、24年に政府の一部機能の移転を始める予定だが、完全移転は45年を目指すという。当然、その間に反対派の巻き返しなどで計画の変更はあり得る話だ。

 山口氏がインドネシアに関して興味をひかれているのは、東西5000キロの広さに大小1万3000の島を抱える独特の環境だという。「新首都建設は人の流れが変わる。小さな島から新首都への交通インフラがきちんと整備されていくのか注目している」と話す。

 金と時間と手間が掛かるであろう新首都建設。国家の大計を成し遂げるには、ジョコ氏の覚悟と手腕が問われているといえそうだ。

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