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» 2019年11月08日 10時01分 公開

ロボットタクシー、平城宮跡周遊 実用化へ実証実験

広大な同公園の周遊性向上を検証するほか、交通弱者の移動手段となる乗り物として、実用化に向けた課題を抽出するのが狙いだ。

[産経新聞]
産経新聞

 香港のベンチャー企業「パーセプティン」などが実用化を目指している低速自動運転車「マイクロ・ロボットタクシー」の実証実験が7日、奈良市の平城宮跡歴史公園で始まった。広大な同公園の周遊性向上を検証するほか、交通弱者の移動手段となる乗り物として、実用化に向けた課題を抽出するのが狙いだ。

平城宮跡歴史公園内を自動運転で周遊する「マイクロ・ロボットタクシー」=奈良市

 マイクロ・ロボットタクシーは、4台の車載カメラやGPSなどの情報を統合させ、自己位置推定や物体認知を実現させたソフトウエア技術が特徴。時速20キロ以下の低速走行に限定されるため、大手自動車メーカーなどが開発しているレーザーを使った検知システムの自動運転車と比べて装置が軽く、格段に安価で販売できるという。

 パーセプティンジャパン合同会社(東京都)の川手恭輔ゼネラルマネジャーは「低速走行には人や自転車と共存しやすいメリットがあり、自宅からのちょっとした買い物などの潜在的なニーズにマッチする。交通の毛細血管の役割を担いたい」と話す。

 IT企業「マクニカ」(横浜市)が実用化に向けてサポートし、高齢化による交通弱者の増加や公共交通の衰退といった課題を抱える地域への貢献を目指していく。

 この日の実証実験では、8人乗りのマイクロ・ロボットタクシーが、平城宮跡の朱雀門と大極殿の間の広場を周遊。安全確保のために乗ったドライバーはハンドルを握らず、終始自動で走行した。試乗した奈良市の初田耕治郎さん(68)は「風が心地良く、とても快適。高齢化した地域にマッチしているように感じました」と話していた。

 実証実験は来年3月1日まで、隔週の土日午前10時〜午後3時に実施。来園者に無料で試乗してもらい、実用化への課題を探る。

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