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» 2020年03月12日 10時21分 公開

「おうちで美術鑑賞」 休館相次ぐ美術館、異例のウェブ発信 (1/3)

新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、全国で美術館・博物館の臨時休館が相次ぐ中、広く観客に見てもらうはずだった展覧会の様子やおすすめの作品などを、ソーシャルメディアを通して発信する館が増えている。

[産経新聞]
産経新聞

 新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、全国で美術館・博物館の臨時休館が相次ぐ中、広く観客に見てもらうはずだった展覧会の様子やおすすめの作品などを、ソーシャルメディアを通して発信する館が増えている。休校や休業などで自宅にこもる人も多いことから、「ありがたい」「癒される」といった好意的反応が目立つ。事態の収束が見えない中で、“おうちで美術鑑賞”の動きが広がっている。(黒沢綾子)

「江戸ものづくり列伝」展の会場で、ニコニコ美術館が生配信する様子=3月10日、東京都墨田区の江戸東京博物館

「無観客展示」を生中継

 <中止になった展覧会をネットで開催しませんか? 費用はドワンゴが負担します>

 2月28日、動画配信サービス「ニコニコ動画(ニコ動)」を運営するドワンゴは、政府の大型イベント自粛要請を受けてやむを得ず休館を決めた全国の美術館・博物館へ、こう呼びかけた。

 「展示を維持しながらも現状を見てもらう機会がない状況にあること、また、オンライン上でなら多くの人が安心して楽しめるのではないかと企画した」と広報担当者。これまでもニコ動は「ニコニコ美術館(ニコ美)」という枠で展覧会紹介番組を生配信してきたが、休館中の展示を取り上げるのはもちろん異例。現在まで約40館の問い合わせがあり、3月10日の夜には第1弾として、最初に連絡したという江戸東京博物館(東京都墨田区、16日まで休館予定)から生配信が行われた。

 「目玉の一つ、虎徹(こてつ)ですね」「虎徹の薙刀(なぎなた)は現在2例しか確認されてなくて、その一つを今回展示しています」

 案内役を務める永青文庫副館長の橋本麻里さんと、江戸東京博物館学芸員の杉山哲司さんの軽妙なやりとりに、「すげーキレイ」「行きたい〜!!!」などと視聴者から続々とコメントが書き込まれてゆく。

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