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» 2020年03月12日 10時21分 公開

「おうちで美術鑑賞」 休館相次ぐ美術館、異例のウェブ発信 (3/3)

[産経新聞]
産経新聞
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 「小中学校の臨時休校などがきっかけですね。なかなか外に出られず気分が滅入りがちな時だから、見て楽しい、なごむ作品を選んでいます」と同館主席学芸員の日野原健司さん。自身が担当した「鏑木清方(かぶらき・きよかた)と鰭崎英朋(ひれざき・えいほう)」展(3月22日まで)が“無観客”にある悔しさもあり、展示作品と所蔵品を合わせて紹介している。

 ニュースのキーワードに引っかけた作品解説が楽しい。例えば、歌や踊りに興じる猫たち。<ライブが行われているようです。私たちの世界でも、一日も早く再開できることを願っています>

 無観客の大相撲春場所に連動し、ウサギやネズミたちの熱い取り組みが続く。<みんな目つきが真剣ですね>

 手ぬぐいを口にくわえて美女が手を洗う月岡芳年「風俗三十二相 つめたさう」。<まだ水が冷たい時期ですが、しっかりと手を洗いましょう>

 妖怪化した病気たちを薬たちがやっつける歌川芳虎「諸病諸薬の戦ひ」など、病封じや家内安全を願う図像も多く紹介している。

 ツイッター上ではこのほか、ハッシュタグ「#自宅でミュージアム」「#エア美術館」など、休館中の美術館・博物館の発信が広がっている。橋本麻里・永青文庫副館長は「SNSはデマを広げることもあるけれど、これはSNSの良い部分が出た事例といえる。教育コンテンツとしても活用できるのでは」と話している。

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