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» 2020年04月23日 14時14分 公開

3月の小売り、コロナで明暗 スーパー買いだめ堅調、コンビニは大幅減

日本チェーンストア協会が21日発表した3月の全国スーパー売上高は、既存店ベースで前年同月比0.8%増となり、2カ月連続で前年実績を上回った。

[SankeiBiz]
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 日本チェーンストア協会が21日発表した3月の全国スーパー売上高は、既存店ベースで前年同月比0.8%増となり、2カ月連続で前年実績を上回った。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う外出自粛を背景に食料品の買いだめ需要を取り込み好調に推移した。

 一方、3月の主要コンビニ7社の売上高は、来店客数が8.2%減と現在の統計方法となった2005年以来最大の下落率になったことで大幅に減少。新型コロナ対応の消費行動の変化で明暗が分かれた。

 3月の全国スーパー売上高は新店を含めた全店ベースでは1兆338億円だった。

 来店客数は前年同月比0.7%増(前月は4.1%増)にとどまったが、客単価の伸びは4.1%増と前月(0.9%増)を大きく上回り、新型コロナの感染拡大を受け、来店頻度を下げて1回の買い物量を増やす購買行動の変化を示した。

 既存店ベースの商品ごとの売上高でみると、食料品が7.1%増と大きく伸びた。ただ、売り場縮小の影響を受けた衣料品は22.3%減。住宅関連品も2.6%減だった。

 食料品の伸びについて、協会の担当者は「家庭で料理する機会が増えたことで、特に生鮮食品の需要が高まった」と話した。今後も食料品が堅調に推移し売り上げを牽引(けんいん)するとみている。

 一方、20日に日本フランチャイズチェーン協会が公表した3月の主要コンビニ7社の既存店売上高は前年同月比5.8%減の8338億円で、たばこ税増税で5.9%減となった10年10月以来、9年5カ月ぶりの下落率を記録。スーパーとは対照的に、外出を控えて自宅で過ごす「巣ごもり需要」を十分に取り込めなかった。

 冷凍食品やレトルト食品など日持ちする商品のまとめ買いで、1人が1回の買い物で使った平均額は649円と6カ月連続のプラスだったが、来店客数の大幅な減少を補えなかった。コンサートなどイベントの相次ぐ中止でチケット販売も振るわなかった。

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