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» 2020年05月11日 10時07分 公開

オンライン診療 電話での受診も可能 「高齢者は活用を」 (1/2)

新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、医療機関の「オンライン診療」が特例的に認められる中、高齢者への浸透が課題となっている。

[産経新聞]
産経新聞

 新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、医療機関の「オンライン診療」が特例的に認められる中、高齢者への浸透が課題となっている。「オンライン」という言葉から、パソコンやスマートフォンを連想し、抵抗感を抱く高齢者がいるためだ。実際には電話での診察も行われおり、薬は薬局から自宅に配送してもらえるサービスもある。厚生労働省は「重症化のリスクが高い高齢者にも活用してもらいたい」と呼びかけている。

新型コロナウイルス感染症の感染拡大を踏まえたオンライン診療について(トップページ)

待合室での感染防止

 厚労省は感染拡大防止の特例的対応として、オンライン診療の利用条件を緩和。初診からスマートフォンの画面などを通じて、遠隔の患者を診察することが可能となった。

 対面診療に比べると医師が得られる情報は限られ、誤診の恐れもある。感染が収束するまでの時限措置だが、オンライン診療が活用されることで、医療機関の待合室での感染や、医療従事者が感染する事態を防ぐことが期待されている。

 ただ、高齢者の中には情報通信機器を敬遠する人もいる。狭心症の持病がある都内の主婦(66)は「パソコンやスマホは苦手。感染は怖いけど、病院は近所だから行った方が早い」と、月に一度の通院を続けている。

 実際の医療現場では、高齢者も使い慣れた「電話」で受診することも可能だ。

 東京都中央区の内科「真山(さのやま)クリニック」では、3月下旬から電話での診察を始めた。症状によって対面での診察が必要な場合もあるが、1日10〜15件、医師が電話で患者の状態を聞きとっている。

 処方箋の扱いも柔軟に対応。医師が患者の利用する近所の薬局に持参したり、遠方の患者なら、自宅に郵送したりするケースもある。「会計は次に来院した際に支払ってもらう」という。

 薬局も態勢を整えている。大手調剤薬局「日本調剤」では、医療機関から処方箋を受け取ると、電話などで患者に服薬指導を実施。薬を患者宅まで配送するサービスもある。

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