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» 2020年05月25日 11時49分 公開

マスク製造ソフト公開 世界でダウンロード相次ぐ  (1/3)

同社製の編み機を納入しているメーカーを対象に、マスクを簡単に製造できるソフトを開発、そのデータをインターネット上で提供した。

[産経新聞]
産経新聞

 新型コロナウイルス対策でマスク需要が高まる中、編み機メーカー大手、島精機製作所(和歌山市)が立ち上がった。同社製の編み機を納入しているメーカーを対象に、マスクを簡単に製造できるソフトを開発、そのデータをインターネット上で提供した。各メーカーが次々ダウンロードして生産に乗り出し、市場へのマスク提供が加速、その動きは納入先の海外メーカーにも広がる。今後の第2波、第3波の到来に備え、担当者は「マスク不足解消につながれば」と話す。  (西家尚彦)

快適なマスク

 島精機は、一着丸ごと立体的に編み上げることができる独自技術の「ホールガーメント」横編み機で知られる世界的メーカー。新型コロナの感染が拡大し、マスク不足も深刻化していた3月初旬、「社会の不安を少しでも解消できれば」と、同社製の横編み機で簡単にマスクを製造できるソフトの開発に乗り出した。

 開発にあたって、先端ニット開発グループの木野高志係長(44)が中心となり、まずは社員から理想のマスクについて聞き取り調査をした。「長時間付けても耳が痛くならず、鼻と口元がすっぽり覆えるマスクがいい」という声が圧倒的に多かったため、立体形状(3D)で耳にかける部分もゴムを使わず一体で編めるソフトを目指した。

 ニット素材のマスクは本来、不織布などの医療用マスクと異なり、ウイルスを遮断する機能はないが、せきなどによる飛(ひ)沫(まつ)の拡散を防ぐ目的でニーズはあると判断。口元部分を二重ポケット構造にし、市販の抗菌ガーゼや不織布を挟めば予防効果を高められるように工夫した。

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